SETI研究者鳴沢真也氏の「ぼくが宇宙人をさがす理由」を図書館で読んでみた。


まず経歴について。早くから宇宙関係に目覚めるものの、文武両道の完璧主義者から中学生で脱落、オーバーヒートして不登校、引きこもる→通信制高校→宇宙関係をあきらめず自学自習+浪人してからは予備校で福島大学と、なかなかよく出来た人だと思う。やりたい事や目標が先にあっての勉強であり、文武両道なのだから私の教育観からすると見本の部類に入るだろう。通信制高校というのも気に入った。
···世間的にはどう評価されるか知らないが、荘子やディオゲネスに目覚めるにはむしろ上手くいきすぎたんだろうなと私は考えている(笑)

鳴沢氏は天文学の他に、宇宙生物学にも着手し、SETIで宇宙人からの信号を探っている。宇宙生物学は、放送大学時代に物理学者の須藤靖が参考文献を付けていたのを一冊読んだ。これは新しい学問で、私はある程度反面教師にしているが、宇宙人交流や探求の際に参照している。鳴沢氏の生き方や考え方は割と参考に出来ると思う。

※宇宙生物学について、以前も書いていた↓