トポロジー(位相幾何学)を調べていると、如何に都合の良い幾何学的構造ばかり考えの対象になっていたかが分かってくるように思う。

例えば、物理学の電磁気学は実は、当時隆盛していた数学のベクトル解析の都合で成り立っていたわけであり、ベクトル場を基盤にしている計量を行う。しかしながら、そのベクトル場というのはトポロジーにとって都合よい概念だったと分かる。↓

そこで、トポロジーのような都合のよいもの(私はこれを“連中の都合”と呼んでいる)から、パターンの変更により、ベクトル解析的計量というのは解消するように思われる。つまり、宇宙に、もっと違う幾何学を認める事により電磁気学の崩壊した領域(=ベクトル場をやる事にならない領域)はあっさり出て来るのだろうな、と私は考える。やはり、人間の物理学の支配している(と思い込んでいる)領域は宇宙、いや全存在にとってさして広くはないだろう。