故·麻枝光一さんのブログからです。↓ マリファナ青春旅行で世界を旅してリアルを確かめた人の貴重な見解です。麻枝さんは前田耕一の本名?で、放送大学の国際政治?だかの教授か講師かをしていました。

http://taimadobrog.livedoor.biz/archives/52261531.html


「タブー」

 戦後のアメリカ経済を牽引してきた軍需産業がひっきりなしに世界のどこかで戦争を必要としたように、誰かが「地球は温暖化して大変なことになる」という説を必要としているのだと僕は思います。それがいったい誰なのか、そのうちはっきりしてくるでしょう。
我がNHKは温暖化で海面があがり、太平洋の島ツバルが海に沈むという番組を制作放送したことがありますが、干潮と満潮の差を大げさに誇張しただけのヤラセだったことが判明し、NHKがそれを認めたことがあります。視聴料を徴収しているNHKが、視聴料を使ってウソの番組を制作し損害を与えたとして裁判を起こす動きもありました。もし、海面上昇が事実なら、そんなウソの番組を作る必要などないはずですが。
原発、天皇制、創価学会、地球温暖化(ロハス)など日本には触れてはならないタブーがたくさんありますが、大麻もそのひとつです。「大麻にはそれほど害はないのではないか?」という疑問をもった瞬間、その記者は職場を追われます。真実を知っても、ただ黙っているしかないのです。
なぜタブーなのか?麻薬取締官250人の予算と職場、官僚の天下りポストが絡んでるからです。官僚は3人の天下り先を作るためにはウソをつき、税金を100億つぎこむことなど何とも思ってません。
麻薬取締官は終戦直後の昭和20年代、薬物の専門的知識をもった人材が必要ということで設立されましたが、今や、試薬があれば素人でも判別でき、それほど専門知識は必要ではありません。また、どこの警察にも「薬物対策課」があり、厚労省所属の麻薬取締官は必要ではありません。覚醒剤犯罪は暴力団が関係することが多いので、厚労省としては警察の協力が必要となりますが、大麻なら警察の助けなしに検挙することが可能です。大麻で逮捕される人には学生や芸能人や運動選手が多いのですが、このような人たちなら、銃器を所持していたり政治家とツルんでるかもしれない暴力団と違って簡単に捕まえられます。
厚労省麻薬課がテレビ局とタイアップして「覚醒剤ではなく大麻」違反逮捕番組を制作するのはこのためです。「大麻から覚醒剤にすすむからだ」というのは言い訳にすぎません。麻薬取締官は民放テレビ局を使って自分たちの活動を宣伝し、存在価値を誇示します。
ありもしない大麻の害をテレビや雑誌やポスターやネットなどで大げさに言うのも、麻薬取締官の存在が必要であることをアピールするのが狙いです。
橋本内閣時、麻薬取締官制度は行政改革の対象になって廃止されそうになりましたが、実現しませんでした。
みずからの存在をアピールするためにウソとデタラメを垂れ流す麻薬取締官制度はもはや過去の遺物で、必要ありません。必要なのは正しい情報と教育です。
官僚たちの利益のために、どれほど多くの無実の国民が逮捕されているのか?
大麻があれば救われる可能性のあるどれだけ多くの病人が、病院ではなく、刑務所にぶち込まれて苦しんでいるのか?そんなことは官僚たちにはどうでもいいことなのです。
政治主導を唱えていた民主党だが見るも無残な姿になってしまった。官僚と対峙できるのは小沢しかいない。


結局、国家や政治、利権の現実なんて陰謀論を待たずともこんなんですよね。こんなんでありながらリアリズムなんかやる必要を私は一切感じないですが。非政治な人間です。

···“電磁波過敏症”とかが好例なんですけど、他にも“大麻”とか、そういう事柄になるともはや、頭がいいとか全然通用しなくて、それこそ人間の真価がもろに出ますよね。(これこそ人間のリアリズムだと思いますが。)

麻枝さんは、逆に色々突っ込んで行って暴露的に確かめたい人だったのかもしれないですね。いい味出てる人でした。中島らもさんと友達だったようです。