マクスウェルによる電磁気学のマクスウェル方程式の記述する電磁場はベクトル場であり、その変化として発生する電磁波は横波の性質を持つ。一方、ニコラ・テスラは縦波のスカラー波としての電磁波の可能性を提唱しテスラ波と名付けていた。(その際、電磁場もスカラー場となるようだ。)
※縦波と横波の違いについては↓



結局、世の中やアカデミズムの世界ではテスラは異端とされたのか物理学ではマクスウェルの理論だけが電磁気学となり今に至っている。
ところが関英男先生の著書「念波」を読んでみると、関英男先生は縦波の電磁波を重力波と同一視して考えていたことが分かる。これは、当時の重力波検出の難航の理由を絡めて独自の重力場と電磁場の統一理論を構築していたと読む事も出来る。以下に引用する↓
電磁気学の開祖ファラデーは、構想の段階で横波も、縦波も考えていたのである。それを公平に採り上げていたら、現代科学もIEEEの様相も大分変わっていたであろう。しかし、マクスウェルの方程式に眩惑されたのか、あるいは別の信念によったのか、縦波、つまり重力波の存在を忘れてしまったようである。最近になって、メリーランド大学のウェーバー教授が重力波の存在を証明しようとしたが、世界各地各方面で追試の結果、否定的結果がでたため、尻すぼみの観を呈している。
しかしながら、筆者が最近気づいたことは重力波という言葉に捉われて、機械的手段でこれを発生·検出しようとしている点に誤りがあるのではなかろうか。むしろ、真空や宇宙空間に遍満する磁性媒質の中の音波(縦波)と考えて処理すれば成功するのではなかろうか。そんな考えをもっていたころ、幸い南さんという方が強力な磁場を与えることによって、磁性を有する微粒子からなる媒質に粗密の波をおこし、重力波通信を実現させようという提案をなされた。将来、電磁遮蔽をした重力波がこのようにして多分実現できるであろう(サイ科学一九八九年八月号)と信じている。従来の重力波は機械的な方法で発生していたため、周波数が低かったが、磁場によって発生すると、周波数を高くすることができ、空間の歪み波として発生するので、重力波の振幅も大きくなる。磁場二万テスラ程度で、現在の検出器で十分観測できるとしているが、まだ実験は行われていない。」
因みに別の「アトランティスからの未来リーディング-地球大変動のシンクロニシティ-という書によると
彼によれば、宇宙船が上空で急上昇したときなどに起こる、電磁場エネルギーの色彩の変化を登録できるようにプログラムされているコンピュータもあるという。その他には、宇宙船が放つ磁気波や重力波の測定も行っている。重力波と磁気波が同時に観測されるということは、地球外「知的生命体」は、アインシュタインも成しえなかった、重力と磁力の相関関係の発見に成功したことを示唆しているのだ。」
とあり、重力場と電磁場の統一を宇宙人が知っているというように書いてある。私はこの、宇宙人に人間のテクノロジー観の延長を擦り付ける発想を好きになれないが、こういう方向の情報がサイ科学方面になんとなく伝わっていた事は想像に難くない。
先程の関先生の重力波理論に戻ると、実は近年重力波は関先生の予想と異なり機械的検出の方向で発見されてしまった。しかもスカラー場ではなくテンソル場の重力場の変化としての重力波である。(これについては随分昔に既に理論物理学者ディラックの短く簡潔な理論が著書「一般相対性理論」に載っている。)
今や関英男先生の統一理論は破れ、念波や念場について1から考え直さなくてはならない事だけは確かであろう。しかし、念波の図等をいきなり見るとトンデモに見えるかもしれないが著書を読んで推論を追ってみると分かるのは、関先生の思考は極めて科学的でまともだという事である。
超心理学者の石川幹人が「超心理学者は例えば、表の顔は真っ当な工学者、しかし裏の顔は、というのでなければね」と書いていたが正に関英男先生はその類だろうと私は考えている。
下記のような見解(ツイート↓)は 人間の楽しみを履き違えているのではないかと思うがどうであろう。私が生理的に受け付けない人間というのはこのような人間の事である。こういう人間をデータサイエンティストという肩書の元に権威付け正当化している所にアカデミズムへの失望の念を禁じ得ない。

 PS.ニコラ・テスラはやはり宇宙人と交流していたらしく、先日その宇宙人が来ました。色々聞いてみようと思いますね。