主治医は、真剣に脳は一種の量子コンピュータだと考えたがります。

遺伝子の過程、水素結合の所だって量子力学的な現象であるから脳についても量子コンピュータに似たものかもしれないと(私の一番ついていきにくい主治医の一面なんですが···「未科学研究所さんもまだ若いんだから、量子力学を勉強しなおしてみないか?」とよく言われます💦)

ディープラーニングが確率過程に関係しているため、結構そのへん明るい人です。···診察室の中にも自分で部品を改造したらしき電子機器が置いてあり使われています。

京都大学時代、確率論で有名な数学者伊藤清の最後の学生だったそうで、直接、しかもマンツーマンでゼミで学んだと言っていました。

学生時代はあまりまともに勉強しなかったから、量子力学で唯一まともに習った所は、ヒルベルト空間論による波動力学(シュレーディンガー)と行列力学(ハイゼンベルグ)の等価性だそうです。しかもヒルベルト空間の数学的応用問題として考えていたので物理学的な事はあまりやらなかったんですと。

そんなこんなで学生時代の事を思い出しながら入れるため、今、ディープラーニングやAI、量子コンピュータ等を独学で学んでいるらしく、やはりこの人は巷にあって真相を追求する趣のある学者(顔回·原憲タイプ)だな、と思いました。

 精神医学についても、

「私の精神医学のアプローチも、時代遅れといえば時代遅れで、今は脳を神経のネットワークの観点から研究するように変わってきているね。その方がまだ、神経伝達物質がどうとか言っていた時代よりはマシなんじゃないかと思って」

と言いながら脳とディープラーニングなども関係付けて学んではります。きっとまた例のごとく、妙に的を射た面白い見解を言い出すんじゃないかと思いますね。

私の方は超量子力学を持ち出すタイプなので、またここでも主治医とは違った量子力学の捉え方をする傾向がありますが、(だから診察という名の議論が楽しくなりそうです。こういう話が出来るの未科学研究所さんくらいしかいないから、と言っていました。理系の患者さんがあまりいないみたいです。)主治医のような人こそが本当にすごいんだとは分かっているんです。分かってはいるんですが、既存の領域でそれを既に知っている人同士競争でやり合うというのが嫌いなんです。ゲームみたいで嫌です。あと、そこに山があるから、と言い出すタイプはもっと嫌ですね。延々難しさを競って予想の解決とかやりだすの、あれは個人的には嫌いです。