アインシュタインは重力場の理論、つまり一般相対性理論を建設するのに曲がった空間の幾何学を利用する事を思い付きました。しかし、これは見方を変えると、空間の曲がりという新しい幾何学的見地があれば、そこから一群の物理学を産出出来た、という事でもあります。人類史的には、一般相対性理論の依っていた物理学的正当性というのも、結局空間は曲がっていてもおかしくないという論理のもつ(当時からすると)新しい可能性に尽きるわけです。
 今、相対性理論の最初の仮定である光速不変の原理を見直し、それを取り払ってみる(↓の記事)ことで、また私の考えている新しい幾何学に根差すことで新しい世界を開く事を考えます。
言ってみれば“物理学的世界観の、光からの卒業”です。

 この政木和三さんの見解は、私達の物理学的観測の危うさ、つまり未知の可能性が如何に容易に出現し得るかを示しています。光からの卒業により、少しの仮定(この場合、バクトロンの存在)をするだけでも相対性理論のような物理学の大きな理論であれ、1から出直しを要求されるわけです。···政木和三さんは、発明家であり、教育の七田眞さんと同様、日本サイ科学会にも投稿されていた常連ですが、とんでいるほどスゴい人のようですね。先入観にとらわれず物を自分で考える独特の人です。このお方の考えには注目したいと思いました。

※観測の危うさについては、こういう記事からも分かります。