今月のKAMINOGE(135号)が神号過ぎる件…❸ コイツらの後輩だったらとっくに | まつすぐな道でさみしい (改)

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今月のKAMINOGE135号神号過ぎる件、前回のプロレス社会学のススメに続き、玉袋筋太郎の変態座談会・AKIRA編をお送りします。






 このコーナー月替わりゲストによって、当たりハズレの差(個人の趣向の問題です)がかなり有るですが、正直、AKIRA? 野上彰か? こりゃハズレだな! くらいに考えていたのですが、これが大間違いでした!





 野上彰と言えばJJジャックスですが、実は入門時期で言うと飯塚高史と同期ではなく、闘魂三銃士と同期なんですよね。


 あのプロレスレスリングマスター・武藤敬司が、ほんと同期だったから良かったけど、もしアイツらの後輩だったら俺、絶対に現役を続けていなかっただろう! と語る伝説の同期には、身長不足で正式入門を諦めメキシコ経由で入って来た山田恵一がチョット先輩で、武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也、船木優治という地獄のようなメンバーが並んでいます。






 この頃のプロレスラーと言えば社会不適合者の集まりなので、練習のキツさよりも秩序の無さが耐えられなかったと当時を振り返っております。


 ご存知の通りこの人たちが入門してしばらくすると、UWFの旗揚げでオッカナイ先輩達が抜けて行き、ジャパンプロレスで嫌な先輩達がゴッソリ居なくなるという大量離脱の時期で、上が抜けてタガの外れた山田恵一が寮長に就任した時点で、野毛はマトモな人間の住める環境では無くなってしまったようです。



 山田恵一と船木優治のマッドネス・コンビに、一人でこの二人に負けない逝かれっぷりを見せる破壊王!


※こんなのが同じ空間に存在していたら、ホント後輩は地獄です! 笑い泣き






 そんな上下関係が厳しく、先輩レスラーとの会話では『はい』としか答えることの出来ない新弟子の頃に、何故か武藤ちゃんだけは坂口征二の横に座って世間話をしているという、超高速出世というか、新弟子の頃から武藤敬司の大物ぶりが半端ねぇエピソードも… 滝汗




 武藤ちゃんが坂口派ってのは有名な話ですが、新弟子の頃から普通に世間話をして夜は麻雀って、とんでもない新人ですよ! 笑い泣き









 あと、UWF勢が抜けたこの世代はマードックイズムだったんですね!


 親分肌だってのは見るからになんで納得なんですが、若手に対しての面倒見もよく海外でもお世話になったという話です!


 なんてったって殴る・蹴る・ブン投げる! って単純な技のみでドッカン・ドッカン会場を沸かせるプロレスの天才で、私なんかは大好きなレスラーでしたが 、'90年代になるともっと派手な攻防が好まれたようで段々と呼ばれなくなりましたね。





 若手の頃は船木と組んで中野龍雄、安生洋二のUWFとの若手対決で前座を沸かせ、JJジャックス、平成維震軍、T2000辺りから、舞台俳優にフェードアウトしながらたまに武藤・全日本プロレスやハッスルにも上がっていたような、凄いキャリアで取り上げたらキリがないので、最後に若手の頃の新日本プロレスと現在の新日本プロレスの違いについて、分かりやすく例えているので、それでお終いにしましょう!





 AKIRA 何がいいプロレスなのかっていうのは、カミングアウト論でまた変わってきましたよね。昔はよりリアリティのある闘いがよしとされましたけど、今はいいお話、いいアクション映画を観せるために一生懸命やってくれっていう目線にお客さんもなっていますもんね。


ガンツ 完成度の高い、安心、安全なものが良しとされるという。


AKIRA 昔の新日本プロレスはそういう価値観とは逆でしたから。


〜 中略〜


ガンツ 90年代になったら日本のプロレスはルチャの動きが主流になってきて、今の新日本なんかベースがほぼルチャですもんね。


AKIRA ルチャの動きが出来ないと始まらない感じですよね。


ガンツ でもAKIRA選手の若い頃は「ルチャなんて……」ていう時代で。


AKIRA 新日本ではもってのほかでしたね。「そんな約束みたいな動き、する?」みたいな(笑)



 


   今の新日本なんか

      ベースがほぼルチャ!



 いや、確かにその通りで、カナディアンデストロイヤーなんて、私なんかどちらが技掛けてるのか分からないんですよね。


 でも、カミングアウト論によって良いプロレスの定義が変わって来たってのは言い得て妙でして、こんなの新日本じゃねぇ! なんて声を荒らげたところで、昭和のプロレスは昭和の時代背景の上でアレがウケていた訳でして…


 今アントニオ猪木のプロレスを毎週放送したところで、あの時代のような視聴率なんて取れるはず無いないんだから、いまのレスラーは時代に則したプロレスで新日本プロレスの看板を守って行ってもらえれば良いのだと思います。


※老害のファンは、過去のアーカイブ映像見とけってことやね! 真顔








 最後に一つ忘れておりました。


 自分なんかの世代だと野上彰=JJジャックスと、チョット薄ら笑いと共に語ってしまうのですが、本人的には嫌な思い出などではなく、ナイストライだったと! ︎👍🏻 ̖́-


 



 当時、ロックンロール・エクスプレスとか、アメリカの陽気な二人組みたいなのが流行っていて、その日本版を作ろうという会社の企画だったようですが、どちらかというとUWF志向だった飯塚高史とは方向性が合わず自然消滅。


 確かにあの当時の新日本プロレスで浮いた存在であったことは拒めませんが、入場時客席にバンダナを投げたら観客から投げ返されたという伝説を持つ、ライバル団体の某・チームと比べれば全然マシだったと思います!


























※JJジャックスと、まったく同じコンセプトですね! 笑い泣き