3.27 超・馬鹿プロ祭り! ❸ GLEAT、2つのユニバーサルプロレス! | まつすぐな道でさみしい (改)

まつすぐな道でさみしい (改)

ジョーサン道の正統後継者。

師匠は訳あって終身刑で服役中…

いっとくけど、超格闘技プロレスjujoの応援blogじゃないからな!

大相撲協会非公認応援blog

 

 いつものように私は、界隈のハードヲタの方とTwitterで情報交換をしていたのだが、取っ掛かりはRINGSだったと思うが、そこからUWF系プロレス団体の話になり、私がプロレスラー・鈴木さんの話をしていたところから、話のすれ違いが生じてしまった。



 そのすれ違いを切っ掛けに、ドンドン違う鈴木さんが召喚されて行くという現代SNS社会に潜むホラー現象なのだが、この時点で私はこのGLEATなる団体に全く興味が無く、どうせまたUWFの意思を継ぐ後継団体みたいなのを売りにしたマニア受けを狙った、先発団体と変わらないようなマイナーイベントがひとつ増えるくらいにしか思っていなかったこともあり、団体の社長に対して大変失礼なコメントを返信している。


 71()GLEAT Ver.1と銘打ち、東京ドームシティホールで旗揚げ戦を行う予定の新団体・社長に対し、『つまんなそうで、とても観に行く気になれないから、旗揚げまでにもう少しマシにしといてくれない?』というニュアンスの言葉を直接投げかけるという暴挙🤭


 これもSNSの弊害の一つでだと思うのだが、普通の人間は、面と向かってはそのような言葉を本人に投げかけられないだろうが、SNSでは平気でそのようなことを本人に言えてしまうのだ。


 しかしながらこの社長の偉いのは、そんな失礼なファンのコメントにすらちゃんと返信をし、更には、期待に応えるような仕掛けを次々と披露してくれているのだ。



  第一弾として、和製ヴォルグ・ハンこと飯塚優の入団を発表!


 当然コレは、令和の時代にRINGSの話で盛り上がっているような頭の逝かれたハード系プヲタの大好物なのだが、このレスラーはつい先日、我らが超格闘技プロレスjujo所属の宝山力(クンフー・リー)の出場するような新宿の地下闘技場でゴリラ🦍と対戦し、チャンピオンになったという奇怪な情報も入っており、お金には困ってはいないだろうに、いったいこの子はどこを目指しているのだろうか? という、ちょっと、不思議ちゃんな一面もありそうだ。



 続いて入団が発表された人は、プロフェッショナルレスリング藤原組でキャリアをスタートし、格闘探偵団バトラーツを経て、2000年代初頭の新日本プロレスJr.で活躍したというレジェンドレスラーであり、おぉ〜田中稔来たかぁ〜😏 とは思ったものの、この時点までは、系統的にやっぱりね! 後何人かレジェンド呼んで、UWF互助会みたいなイベントをやりたいのかな? とも考えられた。



  そんな油断しているところで発表された、STRONG HEARTS入団ってアンタ、田村潔引っ張り出してUWFを前面に打ち出してる割にドラゴンゲートかよ? と、思わずズッコケそうになったのだが、よくよく考えれば日本のプロレス史には、現在U系として一括りで認識されている格闘技路線のUWFとは別に、もうひとつのUWFが存在していたことを忘れていた。

注)前田日明やスーパータイガー(初代タイガーマスク)を中心に格闘技色を強めて行ったユニバーサル・レスリング連盟(第一次・UWF、1984.85年)と、グラン浜田、浅井嘉浩(ウルティモ・ドラゴン)等を中心に、日本に本格的ルチャリブレを根付かせたユニバーサル・レスリング連盟(UWF、1990~93年)は、どちらも新間寿が立ち上げた団体である為、同じ名称を使用していますが、まったく別のベクトルを持った団体です。

 因みに同時期のアメリカにビル・ワットの主宰するUniversal Wrestling Federation (Bill Watts・UWF)という団体が存在しましたが、これに関しては縁もゆかりも無い、まったくの別団体です。



  ここに来て突如亡霊のように姿を現したように見えるルチャ版のUWFだが、GLEATがUWF継承を謳い、旗揚げの中心メンバーにカズ・ハヤシやnozawa論外などのルチャ勢が入っていた時点で、これは最初から決められていた必然の流れであって、UWFを謳う割になぜこの人たちがいるのだろう? という違和感の答えがここにあったのだ!



 かつてアントニオ猪木の名参謀として過激な仕掛け人と呼ばれた男がタネを撒き、この日本の地で独自の進化を遂げた2つのユニバーサルプロレス



 長い年月を掛け、まったく別の流れを生み出して来た2つの支線が交わったとき、いったいどのような化学反応を起こしてくれるのだろうか?






 取り敢えず試合内容に関しては、またロクな写真がないので、ライススポーツさんのTwitterの動画で楽しんで頂きたい。
 

注 )このTweetを辿って行くと、1試合分の動画がリンクされています。



 結論から言うと、ストロングハーツ勢の会場の盛り上げ方は流石だし、ちゃんと受け身が取れるので豪快な投げ技やノータッチ・トペコンなども飛び出すので、U系を謳うイベントにありがちな、地味で退屈な展開も無く一般受けしそうな華がある。

 上手くやればかなり跳ねるのでは? との可能性を強く感じる。



 特にフィニッシュで飯塚優が繰り出した、フルネルソンから裏投げで投げ捨てて、腕ひしぎ逆十字に移行してタップを奪うという一連の流れは息を呑むものがあり、さすが和製ヴォルグ・ハンを名乗るだけのことはあるなと感心されらる。

 この他にも個性的な若手が揃っていることから、この中から誰がエースとして頭角を表すのか?

 この先が楽しみな団体である。