『虎の威を借る狐かな』
似たようなモノとして、己が意見を権威ある者の口を通して他者へ伝えようとする、黒幕気取り狐も居る。

実に鼻持ちならない。

春の連休は例年、渓(ヤマ)へ行く。

仲間と渓へ釣りに行く。

萌黄色の木々が美しい渓に遊ぶ。

人里離れた山中に泊まる。

焚火に照らされ、仲間と飯を喰い、談笑する。


その一連の流れが俺に活力を与えてくれるのだ。


それなりにひとかどに生きて来て、

資格を目指す事に決めて勉強をしていると、

その難しさ故か、或いは、合格したい一心からか、

それまで培った、物事に対する感覚が狂う事がある。


俺達は闇夜をさ迷う蛍になってはいけない。

経験値を捨て、甘い水に誘われて、理不尽な恩義を買ってはいけない。


暗くともしっかり心の眼を見開き、目標へと続く自分自身の道を踏み外さない様に進むのだ。