今まで鵜飼のイメージと言ったら岐阜城下での大規模な鵜飼。いわゆる「ぎふ長良川の鵜飼」です。

テレビなどで見かける鵜飼観覧船は掘り炬燵だったり椅子席があったり、一度に何十人も乗船できる規模の船がたくさんあって。

いつも見かけるのは昼間、川岸に綺麗に並んで停泊している船の様子ばかりでした。そしてその周辺といえば金華山・岐阜城のお膝元。国道256号線が走り車の往来も多く、長良川沿いには宿泊施設も並び多くの観光客。


鵜飼は夜行われますが、岐阜市内では夜でも街の灯りがたくさんあります。


その岐阜市内から約15kmほど上流に行った関市小瀬。

一言で言ってしまえば「田舎」!

乗船場までの申し訳程度の街灯。

暗い中観覧船に乗り込み、少し上流に移動します。



↓この景色は鵜飼後半




周りには住宅も少なく山に沿って長良川が流れ、山の対岸もほんの数軒の住宅と、そんな静かな立地に立つ関観光ホテル。

この関観光ホテルからも鵜飼船に乗船してくる観光の団体ご一行様。(船は別です)

今回私たちは18人貸切船でしたニコニコ


乗船したのは9月17日(水)だったのですが、その前の週末に上流域で結構な大雨に降られ川の水位や状況が心配されてました。

週明けの月火がお天気回復してくれたので水曜日の鵜飼は無事に開催!となったのですが、いざ乗船の時間帯に雲行きが不穏な感じに…

音はないけど空がピカピカ光ってる…真顔


船頭さんも天気を心配しつつ、台風並みの雨じゃなければ普段は雨でもやりますよってことだったので(屋根付きですしね)そのまま屋形船で待機。




乗船してから実際にはすぐに鵜飼が始まるわけではありません。

上流の方で鵜匠さんや船頭さん、スタッフの方々が鵜飼の準備をしています。

それまでの待ち時間の間に屋形船で夕飯タイム。

事前にお弁当の予約も可能です。


普段は船頭さんの力で上流まで船を漕いで移動するそうですが、この日はまだ川の水位が高くてモーターの力を借りて上流へ移動。



観光ホテルからの鵜飼船乗船の方々。


そして鵜飼が始まる前には鵜匠さんから鵜飼についての説明が聞けます。



この屋形船の提灯も風情があっていいなぁ。




ここからは雨雲が早いか鵜飼スタートが早いかの両者睨み合い笑


篝火の準備です。




上流に移動してきたわけですが、ここからは鵜飼船と観覧船が並走しながら川を下っていくんですよ。間近で鵜飼が見学できる!


船頭さんの力強い舵取りで鵜飼船について行きます。



ほぼ同時に横殴りの雨がああああああ!!!!!




突風が吹いて、見事に風下に位置していたため大粒の雨と篝火の火の粉が容赦なく打ち付ける泣き笑い


「うわあ!火の粉が!火の粉がぁぁ!」

「雨ひっっど!!」



鵜飼というよりもはやアトラクション笑





屋根付きの意味を成さないくらい濡れたけど、最初に妙なテンションで盛り上がってからは皆さん鵜飼に釘付けですよ。





そして先にも述べた通り田舎ゆえ邪魔な光がないので、暗闇に浮かぶ篝火の元で行われる鵜飼の幻想的な景色!


千年以上の長い歴史があるわけですが、その昔はさらに周りも暗かったでしょう。長良川の鵜飼は2ヶ所ありますが、こちら小瀬鵜飼の方が断然当時の雰囲気に近いものがあるんじゃないかと思いました。





そして私自身、人生初の鵜飼体験が小瀬鵜飼で本当によかったなと思いました。「こんなことある?」ってくらいの天気に見舞われましたが泣き笑い





火の粉と雨粒の乱舞。





一緒に乗船した方と少しお話ししたんですが、「鵜飼は初めてなんです」って言ったら「僕は今シーズン4回目です」とのお返事で驚き!


鵜飼シーズンは5月11日〜10月15日まで。

「どの季節に乗っても、全部違う鵜飼が楽しめる!!」とおっしゃってたのが印象的でした。日の長さも違うので、季節ごとに鵜飼開始時刻が変わってくると夏は待機時間が長くなるらしい。鵜飼にはそんな楽しみ方もあるんですね。



乗船場まで戻ってきたら雨が止みました。なんでや。



最後に鵜が飲み込んだ鮎を吐き出させるところまで見学できましたよにっこり

鵜匠さんも船頭さんも、鵜たちも本当にお疲れ様でした。

この歴史ある伝統がいつまでも続いて残っていきますように。


何はともあれ大変貴重で楽しい鵜飼体験ができたこと、最高の夏の思い出になりました!