巫女の隠れ家。

巫女の隠れ家。

黒巫女の書く、小説集でございます。

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あれは確か、

夏休みに入る前の日。




終業式を終えて家に帰る道で


綺麗な女の人と歩く彼を見つけた。






理性なんかなくて、そのまま彼の所に走って


込み上げる怒りと悲しみを


そのままにぶつけた…。







逃げるようにどこかに

行ってしまった女の人を尻目に




彼はただ無言で私の手を乱暴に引っ張った。




彼の家に着くや否や…。。。















それが、彼から受けた初めての暴力で



いつもの彼とは全然違うあの目に




怯え震えていたことも鮮明に記憶している。







でも…




ボロボロになった私を最後には



必ず


優しく抱きしめてくれたから。




「ごめんな」


その言葉にまた騙されて、



どんどん好きになっていった。







私は馬鹿過ぎたらしい。