2008年8月26日。いよいよ手術の日。


手術は腹腔鏡手術で行う。前日から絶食の上、下剤で根こそぎ栄養を抜かれた感じ。ああ、気持ち悪い~。


手術30分前。鼻からチューブを入れられて胃まで到達。胃液が上がってくる。ああ。さらに気モイショック! でも、でも手術さえ終われば後は回復するのみなんだから!


手術室までは徒歩で看護師さんにつれられて行った。


「昭和53年。11月生まれ。みいちゃんです。」


と手術室の担当に告げる。


手術室の前で、母とよしくん、しょうちゃん、お義父さんが見送ってくれた。私は親指を上げてポーズをする。


不思議と、怖くない。晴れ晴れとした気持ちで手術台にあがった。


メガネをよしくんに預けたものだから何にも見えない。でもこれは良かった。怖そうな手術器具などを見ることができないからだ。


手足をひもで縛られる。いよいよだ。


「みいちゃんさん。今から麻酔を入れますよ。リラックスしてくださいね」


「ハイ。よろしくお願いします。」


何秒後か。・・ふっと意識が遠のいていったのを覚えているよ。