が、去りました。

ある日、突然、姿を消しました。

私の過食嘔吐と、アルコール依存
あきれ果て、付き合いきれない。

そういう事だと、理解しました。

「これからは、1人で生きて行くしかない」


それが、分相応なのだ。
パートナーを持つなど、私には

分不相応な、贅沢だ。


ホームレスにならないように
まず、アルコールを断ち

力の限り、誠実に勤勉に
働く以外、選択肢はない。

アルコールとは、意外と簡単に
決別できました。

酔いが残ると、仕事にならないし

働かなければ、どうにもならない。

恐ろしい勢いで、増える酒量に
私自身も、恐怖を感じていました。


それに引き換え

過食嘔吐からの離脱は

アルコールからの離脱とは
比較にならない、困難を極めました。

ドーパミンによる、報酬系の
快楽物質との、決別。


つまり、依存症であり、嗜癖病だから
困難を極める、チャレンジだけど

挑まなければ、もう
どうにもならない、絶体絶命



今思えば、「嘔吐反射の喪失」が
天が私に与えた、絶好のチャンスでした。

この世の終わり、とも思えた
不幸な出来事「嘔吐反射の喪失」


過食嘔吐の暗闇から
私自身を救いだすための

何よりの、天からの、贈り物でした。


今、思えば...ですが。


男が去ったのが、アルコールからの

離脱の、絶好のチャンスになったように。



過食して、嘔吐の予定で、トイレに。
便座に座り、しばし現実逃避する。

数時間を、便座に座ったまま過ごす。

吐けない苦しさとの、戦いに挑む
勇気が、出ないのです。


結局、ほとんど吐けなくて

私は、肥満して行きました。


そんな絶望のなか、私は

今のパートナーの好きピと出会いました。