昨年9月の記事から、また随分と間が空いてしまいました。

あけましておめでとうございます🤤

 

今回は、最近公開した新作についてお話しようと思います。

 

 

「外灯」というタイトルでF4号と小さめの作品ですが、モノクロで滲みのきいた絵画なので、いつもより好評を頂いている気がします。皆モノクロ好きだよねぇ・・・🫠

印象派のようなはっきりとしない絵ではありますが、外灯のついた夜道にウサギが2匹いることはわかると思います。

そこで質問なのですが、この絵のウサギはどんな関係性で、今どんな状況なのでしょうか?

 

絵画(特に身近な光景をテーマとした具象画)は、時に心理テストの題材となるように僕は思います。

ほとんどの作品は鑑賞者によって解釈が変わるものですし、それを意図して描いている作家も多いかもしれません。僕もそのうちの一人です。

まさにこの「外灯」は、非常にわかりやすく鑑賞者の心理を引き出すことができると考えていて、先ほどの質問である“関係性”と“状況”は、鑑賞者がこれまでに経験してきたものをストレートに反映しそうです。

例えばどんな関係性と状況が想像できるか挙げてみると、長く同棲しているカップルが部屋着のままコンビニに向かっているところかもしれませんし、合コンで出会ったばかりの二人がホテルに向かうところかもしれません。親子や友人を想像した人もいるでしょうし、ひっそりと悪いことを企んでいるように見えた人もいるでしょう。

あなたが想像したものも、自身の経験や理想に基づいたものではないでしょうか。

 

このように、絵画は心理テストのように楽しめるのだなぁという話をしたわけですが、アート作品を楽しむうえで、「自身の解釈に重きを置く」ということを大切にしてほしいと僕は常々思っています。

年々と難解なアート作品が増えてきているので、自分の解釈に自信が持てなかったり、アーティストやギャラリースタッフの解説を求めてしまいがちではあるのですが、まずは自分が第一に感じたものを忘れないようにしてほしいのです。自分が第一に感じたもの、それが一番自分の深層心理を反映していることが多いからです。

 

まずは、自分のためにアート鑑賞をしてください。そして、できれば自分の感じたものを新鮮なうちにどこかに記録しておくと良いです。日記やSNSでも良いですが、一番オススメなのはポストカードの裏に書くことです。

大規模な展示会では、必ずと言っていいほど作品のポストカードが販売されています。気に入った作品のポストカードを買って、裏に感じたことをメモ書きしておくと良いです。

日記だと作品写真を付けるのが手間ですし、SNSではアート鑑賞以外の投稿と混ざってしまう人もいると思うので、置き場所を取らず見返しやすいポストカードに記録することをお勧めします。

 

 

何だか説教臭い言葉を書き連ねましたが、最後に言いたいことは3月に東京・京都の二箇所で開催するkakeruの個展「ロマンチスト」でも、しっかりポストカードを販売しますよ!ってことです。