2023年IPO | 株のブログ

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今年もはや12月。

 

今後の新規承認について、今年上場分はないと思われ、

 

IPO数は2023年96社となる見込みとのこと。

2022年91社

2021年125社

 

なので前年よりは増加しているが2021年には及ばない数字。

 

IPO投資専門の私の印象としては

IPO市場も少しずつ変化してきていまして、それについて少し記事にしてみたいと思います。

 

・東証一部・プライム上場所変化

 最上位市場への直接上場企業が減っている。

 2023年2社

 2022年3社

 2021年6社

 2020年6社

 

こう見ていくと年々減っていて今年は楽天銀行と国際エレックの2社。

ただこの2社は上場後に堅調な株価推移をしている。

 

私の推測ですが、最上位プライム市場の価値を高める動きなのではないかと思います。

以前の東証一部は雑魚企業でも上場することができましたが、

今後のプライムでは、そこに上場しているだけで価値があるものにしたいのではないか。

承認するJPXの思惑や、申請する主幹事証券の企業選別に現れているのかもしれない。

 

・グロース市場の衰退

 一般的にIPOといえば以前のマザーズ、現在のグロース市場への上場が多いですが、

 昨年から公開価格が高く設定される傾向にあると思います。

 と言うことはブックビルディングで公開前に買っても大きな旨みがなくなり、

 上場後に投資しても上値余地が少ないように思います。

 現に、公開初日に値がつかないことが少なくなり、公開後株価が5倍・10倍になることもなくなりました。

 IPO投資としての魅力が無くなったとも言えますね。

 

・スタンダード市場の評価

 これまでであれば東証一部に上場できたであろう銘柄がスタンダードに割り振られるケースがあり、

 スタンダードだと買いが入らず公開後安値で株価が推移しているケースが多いですね。

 公開前のBBの魅力は無いものの、公募割れして安値推移しているところを拾って長期投資するなら

 お得なのかな。

 ただしスタンダード銘柄の中には、成長が終わり業績横ばい銘柄も多いので、スタンダード投資には

 銘柄選別が重要になってきますね。

 

ところで、

 

私の今年のIPO投資ですが、まずまずだっと思っています。

今年の日経平均が堅調だったことを考えると、物足りないのですが、

グロース指数が軟調だったことと比べると、プラスで終われそうなのでヨシとしておきます。

 

今年も残り少ないですが頑張っていきましょう!