素人目線を大切に。
今日もサッカー本です。
最近の7割サッカー本です。
モンテ書かなきゃね、モンテ。
反省しつつ、今日の本をご紹介。
長谷川靖著『Jリーグを観にいこう! 素人が伝える集客ビジネス』(株式会社パレード)
著者を知らない?
そらそーだ、これ自費出版の本だもの。にしてもストレートなタイトルだこと。
早稲田大のスポーツ科学部で学んだ著者が就職の内定も修士課程への進学も蹴って、学習の集大成として出版した一冊です。
普通に考えれば何やってんだコイツ?なんだろうけど、小口のスポンサー集めて本の出版にこぎつける、という行動力と手法がおもしろいな、と思いまして購入しましてん。
専門家でもなく、サッカーにかかわる仕事をした人でもなく、いわゆる素人。
我々とおんなじ立場。
でも、我々素人がサッカーというマーケットの顧客なわけで、我々の意見こそがサッカー界に必要な意見や考えであるわけで。
そしてこの本のキモとなるのが、一章のホームゲームリポート。
2011年のJ1全18クラブのホームゲームに赴いて、各クラブのホームゲームを点数評価しています。
2011年ということはもちろん、我らがNDスタも登場していますよ。
採点方法が完全に主観交じりの独断的なものですが、環境、スタジアム設備、チケット、スタジアム内外テナント、ホームゲームイベントの5項目をさらに4項目に細分化(スタジアム設備なら、スタジアムアクセス、周辺施設、ピッチまでの距離、収容率をそれぞれ5点満点で評価)して総合100点になるようになっています。
山形のNDスタは環境8点、スタジアム設備9点、チケット11点、スタジアム内外テナント15点、ホームゲームイベント9点の総合52点。
一番高い埼玉スタジアム2○○2が75点でした。
日立柏サッカー場と並んで最低点を頂戴したわけですが、まぁ実際スタジアム環境を誇れるレベルではないので、これはだれしもが持つ感想なのかな、と思います。※ちなみに日立柏サッカー場は改修前の評価。もひとつちなみに山形のホームゲームに訪れた時は雨だったようです。
これらの評価を見比べるのは面白いですよ。
日産スタジアムの試合前に照明を落とした演出に評価が高かったり、ホムスタの設備、周辺施設に対して高評価だったり。
各クラブの最も高価な座席のチケットを買うのがこの企画の決め事のようで、チケット毎に入れるエリアに区切りがあると評価を下げているみたい。
自分の好きなクラブ・スタジアムがどう評価されているかを見てみてはいかがでしょうか。
ちなみに2011年J1にいたクラブだけの評価になりますが…。
後半の二章以降は、日本特有のスタジアムの問題や、チケットの単価の問題、試合をもっとエンタテイメント空間にといった提言、地元の大学や高校との連携など、多岐にわたる問題提起とそれに対する意見を述べています。
スポーツマーケティングを学んでいただけあって、MLBやオリエンタルランドなどの事例を紹介しつつ分かりやすい分析、提言を行っています。
ちょいちょい文章的に変なトコロが見受けられますが、そこは校正にかける労力を削ったからでしょうか、まぁ自費出版だしね、ってことで目を瞑りましょう。
マンCがスタジアムでツイッターのつぶやきをビジョンにリアルタイムに表示させる事例の紹介や、運営人件費をかけてまでアウトソーシングするよりもクラブへの忠誠心の高いボランティアをもっと有効に使うべきだという意見など、目を引く内容もちらほら。
こういう人がクラブの内部にいればいいんじゃないかと思うんですが、著者は今後どういう方向に進むんだろうか。
ちょっと気になる若者。
今後の動向に注目してみよう。
↓書店で探しても置いてないかと思いますんで、ネットが楽チンだと思われますよ。
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↓次はモンテにも関わりのあった平野勝哉さんの本になるかと思われます。ポチっと。
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