当たり前が当たり前である幸せ。
ちいさいころ、目が見えなくなったらどうなってしまうのだろう?とおばかなことを考えては、独りで不安に駆られていました。
そんなことを考えていたせいか、私の右眼の視力は0.01以下。
なーんも見えやせんです。
一例を挙げるならば、メガネはずすとテーブル挟んで座っている人の輪郭がかろうじて見える程度。
命の次に大事なのは、メガネだ!としっかりネタにしてますが、あながち間違いでなかったりしやす。
裸眼で外を歩くなんてことはおっかなくてできません。
なーんて前置きが長くなりました。
今回紹介するのは、視覚障害者がプレーするサッカー、ブラインドサッカーを題材にしたノンフィクション『サッカーボールの音が聞こえる』(新潮社)。
本当は前大分社長について書かれた本を一冊すでに読み終えているので、そっちから紹介したかったんですが、どうも小難しいことが書いてあっていろいろ調べなきゃならんので、こっちから。
著者は平山譲。
シニアゴルファーのプロ挑戦を追った『還暦ルーキー』やリストラされたバスケ選手の葛藤を描いた『ファイブ』など、スポーツを題材にしたノンフィクションを数多く手がけている方です。
主人公はサッカー好きだが、白内障、そして緑内障を患い、失明してしまう石井宏幸さん。
内容は実際に読んでいただきたいのですが、失明に至るシーンは涙なしでは読めませんでした。
大好きなサッカーを見ることもプレイすることもできなくなるという絶望感たるや、想像を絶します。
その後さまざまな出会いを経て、ブラインドサッカーにのめりこんでいく、というストーリーです。
かなーりはしょっているので、まずは読んでいただきたいです。
人は一人じゃないんだな、と。
まさしく「ユルネバ」(You'll never walk alone)じゃないか、と。
football is life.みたいな。
こんなんで伝わるかな・・・汗
これを読んでますますサッカー観戦がしたくなったのでした。
そして、0.01だろうが、視力があるってことがどれだけ幸せなことなのかを痛感したのでした。
サッカーも、家族や愛する人の顔も、田舎の景色も、旅先の景色も見ることができる。これってすんばらしいことだったんだね。
すすっと読みきれる文章量だと思います。
ぜひ、お手に取って冷え込む出版業界にささやかなるご支援をば・・・。
- サッカーボールの音が聞こえる―ブラインドサッカー・ストーリー/平山 讓
- ¥1,470
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・・・画像ねーのかい、アマゾンさん。
装画を高橋陽一が手がけていると書いておけば、書店で一発で見つけられると思います(笑)
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