ダイエット成功のカギを握っているのは、カロリーの管理ではなく、心の管理なのです。
現代人の肥満の多くは、ストレスからくる過食が原因だといわれています。
ダイエットをすると食事制限のストレスでイライラがつのり、その反動で過食に走るということも多くあります。お腹ではなく、心を満足させてあげること。それこそが、ダイエットにとって、ほんとうに大事なことなのです。
この発想から生まれたのが食前デザートダイエットというわけです。通常、食後に食べるデザートを食前に食べるというこの方法。ダイエットの天敵と思われがちなお菓子を食べてよいどころか、むしろ「甘いお菓子を食べる」ということ、そのものが必要なのです。
甘いものを食べると、血糖値が上がり、血中にブドウ糖がふえます。ポイントは、このブドウ糖に、セロトニンというホルモンの原料を脳内へ運び込む働きがあることです。
セロトニンは、癒しのホルモンとも呼ばれる物質。心を落ち着かせる作用があります。食前デザートダイエットは、デザートを一種の精神安定剤として利用することで、ストレスをコントロールし、簡単に過食を防ぐことができるのです。