あゝ青函連絡船 伊藤久男 | ぜんまい仕掛けの龍 弐式

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手ぬぐい、蓄音機、水族館大好きです。

「せいかんれんらくせん」を「生還連絡船」と変換する我のスマホ、無能すぎる(笑)
しかもちょっと不謹慎だし(。>д<)

本当なら9月26日にアップしたかったけど下手こいた(T_T)


コロムビア A2157
F215794




1954年(昭和29年)9月26日に起きた洞爺丸事故を悼んで作られた歌のひとつ。
タイタニック号に次ぐ船舶事故だったようです。


昔は大きな事故、災害があればそれを悼む歌が作られる事がありました。
歌がニュース速報の役割も果たしていたんですね。

意外や意外、この歌のオリジナルはアップされていないようでした。


ニッパー君が嘆いているように見えるのは気のせいでしょうか?何か不思議です。



臥牛の峯に月澄みて
立待岬に花さけど
昨日うたひて タラップを
のぼりし君の影はなし
ああ かなしみの 洞爺丸
(一番省略)

夕闇ふかき函館湾
船路をいそぐ旅人を
おそふはやてよ 高波よ
舷(ふなべり)裂けし七重浜
ああ いかにせん 洞爺丸

いとし子抱く若き母
父の名呼ばふ花乙女
神にいのれど情なや
かたむく船は六十度
ああ 雲も泣け 洞爺丸

千余のいのち一夜(ひとよさ)に
藻屑と消えし波の底
沖の漁火 とこしへに
涙にうるむ七重浜
ああ いたましの 洞爺丸