2018/9/11 なんでも鑑定団 | ぜんまい仕掛けの龍 弐式

ぜんまい仕掛けの龍 弐式

手ぬぐい、蓄音機、水族館大好きです。

久しぶりに大工道具が出てきました。


先代から受け継いだそうです。
先代はおそれ多いとして使うのを禁じていたという。
後を継ぐ者がいないので家族に正しい価値を知って欲しいと。

で、結果は


千代鶴是秀の作品に間違いない。しかも傑作の類。地金の選別、鋼はもちろんだが、裏すきの精度にしても、こばのヤスリ目にしても、背中の仕上げにしても手をかけつくしてある。背中に昭和十六年と年号が切ってある。太平洋戦争の時期。価格等統制令で、あらゆる物品に公定価格がついたため、より良い工具を作っていた鍛冶屋ほど困窮した。多くの鍛冶屋が軍刀を作る仕事に回ったが、是秀は手をかけて物を作るので、公定価格に見合った材料、工程でという仕事は出来ない。軍刀にも手を出さなかった。作れなくなる時期が始まる寸前に依頼品は作られた。68歳なので、これ以降正規の鉋を作る機会がないかもしれない。そのくらいの気概で作られたものではないか

コメント、番組HPよりお借りしました。

この刃物、工具の目利きもかなり独特の世界ですよね。
鉄がカゼをひく、とか。
ちょっとにわかでは理解出来ないかも。
逆にノミ、カンナが見れても他の刃物、工具が目利き出来るかといえばNOではないかと。