長崎の鐘 藤山一郎 | ぜんまい仕掛けの龍 弐式

ぜんまい仕掛けの龍 弐式

手ぬぐい、蓄音機、水族館大好きです。


(コロムビア A575)

1949年(昭和24年)5月発売。

何気に入手困難度高し、もしかして激レア?
やっとゲット出来ました。



盤の状態がとても良いです。
この時期の美盤は珍しいと思います。
発見時、エンベロープに入ってないいわゆる「裸盤」だったのが信じられません。
もしかして何らかの事情で脱がされた?そんなバカな(°Д°)


こよなく晴れた 青空を
悲しと思う せつなさよ
うねりの波の 人の世に
はかなく生きる 野の花よ
※くりかえし
なぐさめはげまし 長崎の
ああ長崎の鐘が鳴る

召されて妻は 天国へ
別れてひとり 旅立ちぬ
かたみに残る ロザリオの
鎖に白き わが涙
※くりかえし

こころの罪を うちあけて
更けゆく夜の 月澄みぬ
貧しき家の 柱にも
気高く白き マリア様
※くりかえし


長崎の原爆で被曝した長崎医大教授が書いた体験記が元になって作られた歌だったなんて今まで知りませんでした。
翌年の昭和25年には映画化、その翌年の昭和26年5月その教授は亡くなりました。

作詞のサトウハチローもこれを最後に歌謡曲を書くのをやめているそうです。

これは長崎への鎮魂歌だと思います。
戦争なんてしない方が良いに決まってます。