ゴールデンウィークが始まりました。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

去年、一昨年のゴールデンウィークはコロナ禍で「出かけるなんてとんでもない」と言う雰囲気が日本中に渦巻いていましたが、今年はコロナ禍ではあるものの、ウィルスの軽症化やワクチンのおかげもあり、3年ぶりに制約のない連休だそう。


とは言え、カレンダーどおりの我が職場は最大3連休で細切れのお休みが続く感じ。

子供たちも大きくなって、それぞれの予定もあるし、この連休は私が私のために使おうと決めました😆。


なので連休初日の昨日、新潟市まで一人でオーケストラを聴きに行ってきました。

柳の都新潟で、りゅーとぴあと言う通称を持つ、新潟市民芸術文化会館。信濃川沿いにある優美なホールです。

ここで昨日、大野和士さん指揮による東京都交響楽団のスペシャルコンサートがありました。

東京2020オリンピック開会式でも演奏を務めた東京都交響楽団と大野和士さん。

この公演は東京と新潟の2日間のみのスペシャルプログラムだったそう。


決してクラッシック好きと言うわけではないのだけれど、早い頃に作家の原田マハさんが地元紙にこのコンサートについて紹介コラムを載せていて、それを読んだらなんとなく聴いてみたいなと思ったのです。

ちょうどウクライナにロシアが戦争を仕掛けて間もない頃で、過去にクロアチアのザグレブの交響楽団を指揮していた大野さんが、紛争禍でのコンサートで聴衆から大きな賞賛と拍手を得た時に

「やはり人間の心を動かすのは力ではなく芸術だと確信した」

というような話が紹介されていた。

戦禍のザグレブで人々の心を動かした演奏を私も聴いてみたいと思った。


午後3時からのコンサート前に、職場を辞めた友人と1年ぶりにランチ。

またまた2時間以上かけてランチを楽しみながらゆっくりおしゃべりを楽しんだ。

彼女と一緒の部署で働いていたのは思えば10年も前。あれから10年で本当にいろんなことが変わった。あの頃、保育園児だった次男はこの春、中学を卒業して、私は子育てのステージをまたひとつ終えた。そして、色々なことがあった。

彼女は当時、子供を望んでいたものの叶わず、離婚、再婚を経て、昨年職場を辞め、超セレブな主婦生活をしている😳(書かないけどこの再婚は、かなりのシンデレラストーリーです)。この10年を振り返っても人生、何が起こるかわかない。


大野和士さん指揮の東京都交響楽団は素晴らしかった。都響の十八番と言われるマーラーの交響曲第5番でしたが、聴衆の全身に響きわたるダイナミックな調べ。過去に何度かオーケストラのコンサートは聞いているけれど、マーラーは初めてで、本当にひとつのアトラクションのような動きのある曲と均一で一糸乱れぬハーモニーでした。

クラッシックに精通していない私のような者でも存分に心を動かされる裕かな音の海。


一人出かけることが好きな私。

昨日は妻でも母でも課長でもない自分で、存分に私のための休日を楽しみました。

 アラフィフ、身体が衰えていくのは致し方ないけれど、こういう自由で贅沢な時間が増えていくのは素晴らしい。