長男は昨日、夜8時発の飛行機で帰っていった。
地方空港の最終便だから、空港のレストラン街はおそらく店じまいだし😅、そもそもうちの空港のレストランは本当にしょぼいんです…。
いざ!これから旅行へ😆❗️と言う時なら、そんなレストランでもテンション上がるけど、これから遠い和歌山まで一人で帰すという時に、行きたいお店じゃないのよね〜😭。
ということで、少し早めの夕ご飯を用意して、家族全員で食べてから空港まで送ろうと、夕方5時に豚カツを揚げて家族で食べた次第です。
揚げながら、ふと思い出したのは3年前に亡くなった母のこと。
なんたって昭和11年生まれで、戦争で食べ物に苦労した記憶のある人だから、いつ実家に帰っても、それが家族でもお客さんでも、とにかく、
「ご飯を食べさせなきゃ❗️」と考える人でした。
いつ実家に行っても「ご飯食べなさい」がお決まりでした。
晩年は難病を患ったせいで、認知症状が出たのだけれど、まだ家族もそれが病気かどうかも分からなかった頃のこと。
実家に泊まった私が
「遅くなると嫌だからそろそろ帰るね」と言うと
「夕ご飯食べていきなさい!」とご飯を並べはじめたことがありました。
その時刻、なんと午後3時❗️
そんな様子を毎日見ていたであろう、同居する兄が「いくらなんでも早すぎるだろ!」と母を怒鳴りはじめ、困った私が二人をなだめ、場をおさめるためにご飯を食べたことがあったなぁ😅。
今思えば、確かに時間の感覚がつかめなくなっていたのだろうけど、一方でただ娘や孫にご飯を食べさせたかっただけなのにね、とも思う。
だって、私が今そうだから。
1970年生まれの私は幸い、食事に事欠いたことはないけど、それでも子供たちにはちゃんとご飯を食べてほしい。出来ればお腹いっぱいに。
食べることは生きること。
ちゃんと栄養のあるものを3食食べるというだけでなく、幸せな気持ちで、安心できる誰かと一緒に、美味しいと思いながら食べてほしい。
それさえ叶えば、人間なんて幸せなんだからさ。
それが出来る人生を送ってほしいよ。
息子たちには、そう願ってせっせと食べ物を用意する私です。あ〜、血は争えないな。
そっくりだよ、私。
よく晴れた日の、夕暮れから夜に切り替わる間際は本当に美しい。なんだか大きくなった子供が親の元から飛び立つその瞬間に似ている…
