ー第91回ー 『メン・イン・キャット』 (感想) | 3110 - 映画研究会

3110 - 映画研究会

映画の紹介、感想、雑談など。ネタバレは控えます。

会長の3110です。

最近映画をたくさん観られて、ストレスがいい具合に削れています。

それによってブログの更新は遅くなるんですが笑。

 

     ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ

 

 

  『メン・イン・キャット』

  

 2016年 87分 監督:バリー・ソネンフェルド

 

 ※画像をお借りしています。

 

  〔あらすじ〕

 トム・ブランドは、家庭より仕事を優先する大企業の社長である。

 娘の誕生日プレゼントを用意していなかったトムは本人に希望を訊くが、それはトムが嫌いな猫だった。

 渋々猫を買って帰る途中、部下に呼び出されたトムは、そこで事故に合い、ビルから転落してしまう。

 トムの体はなんとか一命をとりとめたが、なんと精神が猫に乗り移ってしまった!

 猫のMr.もこもこパンツとして家族と暮らすうち、トムは自分がダメな父親だったことに気付く。

 

     ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ コ コ マ デ!

 

 

さっき字幕版と吹き替え版を続けて観ました。

感想ですが、普通に面白かったです。しかし、批評家どもからの評価は最悪なんですよねぇ、本作。

まぁ、批評前提で映画を観るアホどもの感性など、知りたくもないですがね。

 

 

さて、最近『アップライジング』を酷評しといて何言ってんだって感じの前振りをしてしまいましたな。すみません。

自分の好みを押しつける批評家どもはいけ好かないですが、本作は好みが分かれる……というか好きじゃない人の方が多い作品だと思います。

 

しかしまぁ、今回は紹介ではなく感想なのでね、万人受けするかどうかは関係ありません。

 

 

大筋は、仕事大好き人間がひょんなことから不思議な経験をして、家族の大切さを学ぶ、というよくある反省系ファンタジードラマ。

本作では社長が猫になります↓

 

 

意識不明となった自分への家族の気持ちをそばで受け取り、自分が家族に愛されていたこと。そして自分は家族を愛していなかったことに気が付きます。

 

 

本物の猫とCGを使い分けて撮影したそうです。

なんでも、CGのところはわざと大げさに人間っぽい動きをさせたとか。

言うまでもなく不自然ですが、ここは不自然であるべきだと思うんですよね。

中身は人なわけですし。

 

 

トムがMr.もこもこパンツとなって妻と娘と暮らす他、トムがいなくなった会社の方でも話が進みます。

 

↑左、トムがいなくなったのをいいことに会社を支配しようと目論むイアン。トムが死にかけたのもこいつのせい。

 

そんなイアンに対立するのが、トムの前妻との息子、デヴィッド(↑画像右)。

父の意思を継ごうと奔走しますが、空回り気味。

序盤は腑抜けだったデヴィッドの成長も、ストーリーの主軸となります。

ある意味もう一人の主人公と言えますね。

 

 

そしてこういうファンタジードラマに欠かせないのが、謎の店の店主。

 

↑トムがMr.もこもこパンツを買ったペットショップの店主です。

猫になったトムと唯一話ができる存在で、物語のドラマパートにおけるキーパーソンです。

こういうキャラにはありがちですが、最後まで正体はよくわからないまま。

 

 

正直ストーリーも結構ありきたりで、ツッコミどころも多い作品ですが、深く考えずに観る分には問題なく楽しめる作品だと思います。

 

     ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ

 

 

既にいろんな人がツッコんでいるのでわざわざ言う必要もないとは思いますが、ひとつツッコみたい。

この変な邦題、監督が『メン・イン・ブラック』と同じことに由来しているのでしょうが、それならメンじゃなくてマンでしょうよ。メンは複数形だよ。

狙いすぎてちょっとひきます。

 

 

続く……ちなみに原題は『NINE LIVES』