会長の3110です。
先日進入会員勧誘のプレゼンを終わらせました。
手応えは……まぁわかりません。1人くらい入ってくれればいいかなぁと思っています。
ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
『キング・コング』
1933年 100分 監督:メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シェードザック
※画像をお借りしています。
〔あらすじ〕
省略!
古い映画には毎回のごとく言っていますが、こんな時代によくこんな映画が撮れたなと思います。これは本当にそう思います。
私のコレクションの中では『西部戦線異常なし』の次に古い映画です。なんと85年前。
あらすじ省略しましたが、それではあんまりなのでざっくり説明すると、映画監督のカール・デナムが事情を知らないスタッフを率いて、巨大な何かが潜む地図にない島で映画を撮ろうとする話。
本作の魅力はもちろん、神がかったストップモーションなのですが、ストーリーの方も無駄がなく素晴らしいです。
まず、フェイ・レイ演じるヒロイン、アン・ダロウのラブロマンスが物語序盤で片付く。
物語の展開にちょくちょく挟んでテンポを悪くすることなく、その後はひたすらコング他、見どころの嵐。
↑ここから物語は一気にスピードアップ!
序盤の雰囲気づくりからコング登場までのメリハリの付け方がとにかく素晴らしいです。
美女に興味を持つという初代から存在する定番の展開を経て、物語はアンをさらったコングとそれを追いかける船員たちに分かれて進行します。
なんで草食恐竜が人襲ってんの? なんてツッコミは野暮野暮!
大事なのはそんなことじゃない。私たちはただ、人形が作り出す迫力を楽しめばよいのだ。
そして一際ストップモーションが輝く場面はやっぱり、有名なコング対T-レックスでしょう。
T-レックスがコングに噛みつこうとする動きや、コングがT-レックスにとどめをさすシーンなど、人形とは思えない出来。
ただ迫力があるのではなく、生物っぽい動きがすごいのです。
そして、アンが自分を助けてくれるコングに心を開く……なんて展開は一切ありません。
コングの手に握られたアンは、終始悲鳴をあげっぱなしです。
……そう、それでいいのだ。
『キング・コング』において、美女とコングの間にロマンスはいらない。
コングが劇中で見せる行動は、すべてアンのためのもの。
一連の騒動は、訪れてはいけない秘境へデナムが足を踏み入れたのが引き金になっています。
これを踏まえたうえで、ラストのデナムのセリフを、あなたはどう解釈しますか?
ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
ここで紹介したシーン以外にも、特撮の名シーンが数多くあります。
これを観ずに特撮ファンは語れない!
続く……いや、飛行機じゃないさ