あいどうもー。会長の3110です。
ちょっとずつこのブログを読んでくださる方が多くなって嬉しい限りなのですが、げいちゃん曰く、「間違っていいねつけてる」……おいこら。
今ではほぼ私しか登場していないですね。副会長の再登場に期待しましょう。
さて、このブログも早20回。というわけで、仮面ライダー20周年記念作品を紹介します。
ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
『仮面ライダーZO』
1993年 48分 監督:雨宮 慶太
20周年記念作品のはずなのになぜか1993年(初代『仮面ライダー』は1971年放送)。
勘のいい人はわかったと思いますが、ZOの由来は数字の20です。
尺はこれまで紹介した中では最短の48分。しかし、シナリオの出来は秀逸で、中身のある48分間となっています。
これは、興行的リスクを考慮し、複数の東映特撮映画と併映されたからです。当初は90分前後を想定していたため、展開は駆け足気味ですが、雨宮監督曰く「尺が短いからこそ幕の内弁当のようにぎっしり詰め込みたかった」そうだ。
物語は、山奥で長い間眠っていた麻生 勝が目を覚ますところから始まります。
「望月 宏を守れ」という声に導かれ、行動を開始します。
同じ頃、宏の父である望月博士が造り出したネオ生命体・ドラスもまた、宏を狙って動き出すのでした。
随所に初代仮面ライダーへのオマージュが見て取れる作品です。
主人公は、望まぬ改造手術を施された青年、麻生 勝。自分を改造した望月博士の息子を、同じく望月博士が生み出したネオ生命体の脅威から守るべく、改造されて手に入れた力を振るいます。
48分でよくここまで作り込んだなぁと、ただただ舌を巻きます。
突然2人の怪人の闘いに巻き込まれた宏。その後も幾度に渡りネオ生命体の魔の手が迫ります。
宏を助けた麻生の口から、宏を襲う怪人は、宏の父が造ったものであることを聞かされます。
「嘘だ!」
宏の思い出にいるのは、優しい父親の姿でした。
しかし、宏は実際、父親が狂った研究に溺れていく様を見ていました。無意識のうち、マッドサイエンティストとしての父の姿を封印していたのです。
この作品のテーマは言わずもがな家族愛。そして音楽。
忘れていた愛を思い出す親。忘れられた愛を大事にしまっておいた子供。歪んだ形ではあるが、父親からの愛情を欲していたネオ生命体……。
怪物=悪 という方程式を思い浮かべがちですが、ネオ生命体もまた望月博士の子供であり、博士も歪んだ形ではありますが、愛情からネオ生命体を造ったのです。
家族のあり方を考えさせられる作品です。
ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
うーん……20回目にしちゃ短いなぁ。まぁ、私が書いた長い文章なんて読めたもんじゃないと思うので、良しとしましょう。
主題歌の『愛が止まらない』は超がつくほどの名曲です。貼っておきましょう。
続く……1番好きな特撮ヒーロー。地味だけどね