ー第6回ー 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作 (感想) | 3110 - 映画研究会

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3110「第6回ですってよ奥さん」

 

げい「あらやだ、もうそんな時間?」

 

3110「6って半端な数字ねぇ」

 

げい「でも、完全数よ? パーフェクトナンバーなのよ?」

 

3110「1+2+3……あら、ほんとだわ。感激~」

 

げい「ということで、第6回どうしますか」

 

3110「今回も行き当たりバンジージャンプ」

 

げい「321バンジー!」

 

3110「バンジー……バンジー……」

 

げい「飛び降り系?」

 

3110「マニアックだな笑。飛び降りるシーンがあるのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー  PART2』 だな」

 

げい「あぁー。2ってどっち? 過去?」

 

3110「2015からの1955」

 

げい「なるほど」

 

   ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ

 

 会長の3110ですよ。たまに訪れていいねをくださるみなさん。マジで感謝しています。このブログが検索結果から消えないのも、みなさんのおかげです。また来てね。

 

   さて、今回は、スピルバーグが製作総指揮、ロバート・ゼメキスが監督を務めた、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作に対する、私の愛を語りたいと思います。

   特に第1作。My Best のひとつであります。

 

 

   第1作  『バック・トゥ・ザ・フューチャー 』 1985年

         

 面白すぎる。My Best のひとつです。(ちなみに My Best は現在6作あります)

   とにかく伏線と小ネタの量がヤバい。何回観ても面白いし、観る度に新しい発見がある。

   自分と同じ歳の両親はどんな人だったのか。気にはなるけど、それを知ることはできない。これは、30年の時を越え、それを知ってしまった少年のお話です。

   青春時代の父親は超草食系。対する母親は超肉食系。ひょんなことから母親に惚れられてしまったマーティは、なんとかして両親をくっつかせようとします。物語は、この絶望的な作戦を中心に回ります。

   失敗すると存在が消えるという、割とシビアな状況ですが、決して作風は暗くならない。これはただ単にコメディ調ということではなくて、少年達の成長を描いた、立派なヒューマンドラマなんですね。

   そして、ドクとマーティの30年の時を越えた友情にも目が離せない。

   30年後の再会を楽しみにするドクと別れ、マーティはドクが命を落としたあの日に帰らなければならない。一体マーティは、どんな気持ちでデロリアンのアクセルを踏んだのでしょうか……。

 

 

   第2作  『バック・トゥ・ザ・フューチャー  PART2』  1989年

      

   続編も面白い! 急遽製作が決まった続編です。

 猛スピードで撮影、編集して完成した続編2作ですが、その出来の素晴らしいこと……。特にこのPART2は、撮影後すぐにPART3の撮影に移ったため、十分な編集期間を確保できませんでした。にも関わらずこのクオリティ……。

 単作で完結するはずだった物語をなぜこうも綺麗に繋げられるんだろうか。やはり前作に勝るとも劣らない脚本の業でしょう。

 今回は30年後の2015年が描かれています。1989年が考えた2015年が面白いですね。もしかしたらこんな未来になっていたかも。ちなみにNIKEは自動で靴紐を縛る靴を実際に開発しました。

 ストーリーはおそらく、三作品で最もシリアスです。2015年のビフにより、地獄と化した1985年を元に戻すべく、ドクとマーティは再び1955年に出発します。

 これは三作品すべてに言えることですが、事の因果がしっかり描写されていますね。物語の主軸となる部分はもちろん、デロリアンに引っかかるロープや、スポーツ年鑑のカバーなど、細っかい部分もしっかり描写されています。

 脚本といい演出といい、BTTFは隅々まで丁寧に作られていますね。

 

 

 第3作  『バック・トゥ・ザ・フューチャー  PART3』  1990年

  

 最後まで面白い! 最終章のPART3です。なんとなく前二作とは作風が違います。でもお約束はしっかりやってくれる。

 舞台は1885年。西部劇で有名な時代です。

 今作では、PART2に登場した伏線が次々と回収されていきます。(マット・ドッグ・タネンや、1985年の交通事故など)

 そして今回のお話はドクが中心となり、全二作よりも恋愛要素が多く含まれます。

 ドクがクララに別れを告げる場面では思わず泣きそうになりましたよ。(ノω・、) 泣かなかったけど。もうね、どっちも悪くないし仕方がないことなんだけど、切ないったらありゃしない。クララは捨てられたと思って悲しみ、ドクは彼女を悲しませたことを悔やみ……。

 でもまぁ、結局すっきり終わってしまうのがBTTFなんですけどね。

 ドクは今も、どこか……いや、いつかを旅していることでしょう。

 

 

続く……TO BE CONTINUED