2025年11月:最後の休暇と、診断書の重み

秋の深まりとともに、再び富山の実家へと帰省した。今回の帰省は、日々のピリピリした訓練から離れ、家族の買い物の足として車の運転手を引き受ける程度で、あとは実家のこたつに入ってのんびりと心身を休めるだけだった。文字通り、社会に戻る前の「人生最後の贅沢な長い休み」のようで、心から充実した時間を満喫できたと思う。

そして迎えた11月8日、ついに念願だった「復職可」の診断書を主治医から手渡された。

封筒を開けてその文字を見た瞬間、胸の奥から熱いものが込み上げてきて、純粋に嬉しかった。同時に、いよいよ始まるという身の引き締まるようなワクワクした高揚感も心に広がった。

――以上が、私が暗闇のなかを手探りで這いずり、ようやく「復職可の診断書を手にいれるまでの長い長い記録」である。

だが、ここで少し時間を巻き戻し、あるいは現在地を付け加えておかなければならない。

――ちなみに、今、私が生きてこの手記を綴っている今日は「12月13日」である。

カレンダーの上ではもう復職しているはずの時期を過ぎているというのに、私は、まだ一人で自宅にいて、会社への復帰を果たせていない。