今晩は、所沢市田中則行です。暫くしてNHK総合テレビ大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のストーリーあらすじと解説の配信を途絶えていました。本日放映されました第19話「果たせぬ凱旋 の巻」のあらすじと解説をリポートします。
[第19話あらすじ]
鎌倉入を許されず京で悲漢にくれる義経(菅田将暉さん)。義時(小栗旬さん)は大江広元(栗原英雄さん)に知恵を借り、源頼朝(大泉洋さん)と義経との関係修復を模索するが、後白河法皇(西田敏行さん)はそれを許さない。愚痴を洩らす頼朝に対し苦言を呈す八重(新垣結衣さん)。この状況を政子(小池栄子さん)が憂う中、京では義経を巡って里(三浦透子さん)と静(石橋静河さん)が対立。更に源行家(杉本哲太さん)が義経に近づいて頼朝への疑心を煽り……
第19話解説
■始動!公文所と問注所
『吾妻鏡』によると元暦元年(1184)10月6日に公文所吉書始が行われ、同20日に問注所が開設されました。御家人を統制する軍事機関である待所に続き、文書の制作・発給を担当する公文所、裁判を担当する問注所と言う二つの文治的な政治機関がみなもの基に設置されました。
公文所の長官である別当に就任したのは広い知識と高い政治的判断力を有する大江広元。中原親能、藤原行政、足立遠元らが寄人として広元を補佐しました。一方、問注所の長官である執事に就任したのは頼朝の流人時代から献身的に支え続けた三善康信でした。三善康信は元暦元年(1184)4月14日に京から鎌倉に下向きしたようです。
鎌倉殿の13人紀行
◆第19集 京都市東山区/奈良県吉野町
京都市東山区。若宮八幡宮は義経の祖先・源頼義が創建した神社です。