今日は、所沢市田中則行です。先週20日のNHK総合テレビ『ダーウィンが来た』15周年記念企画第2弾「世界初映像 大放出スペシャル」をお浚いします。第2弾では生き物其々の世界初映像が幾つかご紹介されました。ナレーションしている新井英和アナウンサーを始め、ディレクターの方々が『ダーウィン』番組制作スタジオにて収録されました。
取材班が追い続けてきた世界初の貴重映像を特集、世紀の大スペクタクルから生き物の研究者も唸る超マニアックな世界初迄の番組15年の足跡を辿りました。今回では15年で初の試み、番組の担当ディレクター達がスタジオに集結して取って置きの撮影秘話を披露。この時の新井秀和アナウンサーは衣装に気合い入りすぎていました。。
世界初自慢①長く政情不安が続いていたアフリカ・シエラレオネで、世界に先駆けコビトカバの取材に挑戦。2千頭しかいない激レアな絶滅危惧種の動画撮影に成功、縄張りを誇示する“撒き糞”など貴重な行動をキャッチ。(令和元年7月放映より)
世界初自慢②オーストラリア・メルボルンの海、100m四方の海底に10万匹ものクモガニが謎の大集結。その目的を長期密着取材により世界で初めて明らかとなった。目的は脱皮。一斉に脱皮して生き残りの確率を高めていました。(平成14年8月放映より)
世界初自慢③絶滅が心配されるアホウドリの世界初の移住プロジェクトに密着。雛を無人島へ移し、新たなコロニーで次世代が誕生するまでを追跡。島外から遠隔操作が可能な取材班特製カメラは研究にも貢献。
過去700回余りの放映内容をくまなく調査したところ、何と145もの世界初映像があったことが判明されました。こちらの画像は世界初密着取材されたキンカジュー。
世界初自慢④フィリピンの海中洞窟で銀河のように輝くヒカリキンメダイの大群。世界で初めて高感度カメラなどを駆使して詳細な撮影に成功されました。(平成22年4月放映より)
世界初自慢⑤世界最速の遊泳速度を誇る大型鯨、イワシクジラが世界で初めて密着。大口を開けてフィッシュボールに突入する豪快な狩りを世界で初めて撮影されました。(平成24年1月放映より)
世界初自慢⑥警戒心が強く撮影が難しい野生のチンアナゴに長期密着。研究者も驚く産卵の瞬間の映像を世界で初めて捕らえました。(平成29年11月放映より)
世界初自慢⑦世界最小の哺乳類の一つ、トウキョウトガリネズミに研究者と共に密着。僅か2gの体で果敢に昆虫に挑む姿などを克明に捕らえました。世界初の赤ちゃんの映像を目指したが、驚きの新展開が今回明らかになりました。(令和3年5月放映より)
世界初自慢⑧世界最大の花、ショクダイオオコンニャクが野生で開花する一部始終を世界で初めて克明に捕らえました。カメラマンが半年間に渡って現地で取材、執念でものにした大スクープでした。(平成18年4月放映より)
世界初自慢⑨南米の珍獣オオアルマジロ。警戒心が強く目撃することすら難しいと言われてます。豪快に巣穴を掘ったり、立ち上がって周囲を警戒したりと貴重な生態を世界で初めて捕らえました。(平成20年10月放映より)
世界初自慢⑪奄美大島の海底に突如現れるミステリーサークル。専門家達とタッグ結成した密着撮影で、小さな鰒の雄が繁殖のために巨大なサークルを作り上げる一部始終を世界で初めて明らかとなりました。(平成24年9月放映より)
世界初自慢⑫アオウミガメの甲羅にカメラを装着し、亀自身にカメラマンになってもらう前代未聞の撮影に研究者と挑戦。お気に入りの寝床があることなど、新たな生態が明らかに。(平成23年10月放映より)
世界初自慢⑬花に見事に擬態するハナカマキリ。この目で獲物の虫を騙すと考えられてきたが、臭いでも虫を引き寄せていることを取材班ら大発見。世界の科学者を驚かせた。その発見秘話がご紹介されました。(平成24年7月放映より)
世界初自慢⑭トビウオが45秒間にも渡って海面を飛行する姿を大スクープ。それまでの世界最長飛行記録は42秒、しかも文字のみの記録であった。(平成20年11月放映より)
世界初自慢⑮かつて秋田県・田沢湖に生息、絶滅したと考えられた魚、クニマスが70年振りに山梨県の西湖で発見。取材班は水中を泳ぐクニマスの姿を世界で初めて撮影。貴重な映像は研究の礎となりました。(平成24年6月放映より)
世界初自慢⑯カナダの氷の海で暮らすズキンアザラシに世界で初めて密着撮影。極寒の氷上取材で鼻の風船を膨らます求愛や4日限定の驚異のスピード子育てなど不思議な生態を克明に捕らえました。(平成25年1月放映より)
番組初の試みとしてディレクター達によるトークも行われていました。｢15年に1回くらいは有りですかね？｣と出演したディレクター様の一人が言っていましたが、皆様方からの反響が何よりの励みでした。『ダーウィンが来た』ではこれからもスタッフ一同の方々と共に精一杯挑戦を続けていきます。
☆のりちゃんの追記☆
マヌ～ルの夕べ
◆アユモドキの巻
マヌ子ママらキッチンマヌ～ル一行が岡山県岡山市へ。岡山市の祇園用水は江戸時代に造られた農産用水路で親しまれている。用水路に鮎らしき魚が現れた。高級魚なのか、アユモドキである。
そのアユモドキは｢もどき沢あゆ美｣と言い、体は鮎に似ているがドジョウの仲間だ。アユモドキは氷河期から生き残っており、鮎より歴史が古いそうで、国の天然記念物の一つである。現時点では岡山県と京都府の一部にしか生息していないレアな魚だ。おまけに地元の岡山市ではアイドル並みの人気があってチヤホヤされているそうだ。もどき沢あゆ美が地元のアイドルだと言い張った時点でマヌ子ママとツノミンが「MDK3」と名乗りを上げてモドキ系アイドルになりきろうとした。ところがマヌ子ママが着用した衣装がパンパンに破れてしまった…。。マヌ子ママは｢これは『マヌ子はモドキであってはならぬ』『唯一無二の存在たれ』と言う天の思し召し…？」とか呟いたが、ただ単にサイズが合わなかっただけだった。
本日27日は「用水路で守れ！幻の魚アユモドキ」が放映されます。国の天然記念物、アユモドキ。絶滅の危機にある魚が住むのは、何と岡山市の住宅街の用水路!!!?30年以上に渡って魚を守る人々の意外な取り組みにも密着されます
