今晩は、所沢市田中則行です。昨夜27日のNHK総合テレビ大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第8話「いざ、鎌倉 の巻」のあらすじと解説をリポートします。
[第8話あらすじ]
挙兵した源頼朝(大泉洋さん)を討つため追討軍を送る平清盛(松平健さん)。後白河法皇(西田敏行さん)は地図を広げ、丹後局(鈴木京香さん)らと戦況を占う。一方、奥州を発った源義経(菅田将暉さん)は兄・源頼朝との対面を夢見て歩みを進めていた。その頃、板東では上総広常(佐藤浩市さん)らを加え勢いを増す頼朝が鎌倉を目指して進軍。頼朝の命を受けた北条義時(小栗旬さん)は、武田信義(八嶋智人さん)を味方に引き入れるため、再び甲斐へと向かう。




第8話解説
◆武蔵国の実情
実力者である上総広常と千葉常胤を味方に加え、房総半島を制圧した源頼朝。父・源義朝が治めた鎌倉を目指して兵を進め、次なる武蔵国へと入っていきます。

武蔵国は平地の乱までは藤原信頼が知行していましたが、乱後は平家の棟梁である平清盛の四男・知盛が国司を務めていました。このため、武蔵国の武士の多くは平家の家人として組織されていました。畠山重忠を始めとした武蔵国の武士団が三浦党の本城である衣笠城を攻め、三浦義澄の父・義明を討ち取っていますが、これは小坪合戦に於ける重忠に対する襲撃への報復と共に、平家の重恩に報いるためでもありました。





鎌倉殿の13人紀行
◆第8集 神奈川県鎌倉市

神奈川県・鎌倉市。亀でさえ引き返す程急な坂道であったことからその名が付いたとも言われている亀ケ谷坂。源頼朝が鎌倉入りした当時、北から鎌倉に入る道はここだけであったと言います。
寿福寺は頼朝の父・義朝の屋敷があった場所に建てられた、鎌倉五山の一つ。
政子が比叡山の僧・栄西を招いて創建。三代将軍・実朝もしばしば訪れ、発展を遂げていきました。
鎌倉駅から北へ延びる小町通りは多くの観光客で賑わいます。しかし、頼朝と義時が鎌倉入りした当時は鶴岡八幡宮の前を東西に走る六浦路・横大路がメインストリートでした。この道を中心に、幕府の重要な施設が建てられていきます。



◆寿福寺 (神奈川県・鎌倉市)
交通アクセス:JR横須賀線/江ノ電線・鎌倉駅下車 徒歩10分





次回3月6日は第9話「決戦前夜 の巻」が放映されます