今晩は、所沢市田中則行です。北京冬季五輪スノーボードで平野歩夢選手が金メダル獲得しましたね。今大会で初の金メダル獲得となった平野選手が会見し「自分のパフォーマンスの中でマックスが出せた」と喜びを語りました。

(NHKニュースWeb 及び NHKニュース防災サイト・2月11日19時39分報道より)


平野選手は北京冬季五輪男子ハーフパイプの決勝で軸を斜めに縦に3回転、横に4回転する大技「トリプルコーク1440」を成功させるなどして金メダルを獲得。冬季五輪スノーボードで日本代表選手が金メダル獲得するのは平野選手が初でした。

平野選手は競技終了後、メダリストの記者会見に臨み、トップの選手を逆転した3回目の滑走について「練習を含めて一番いい滑りが最後の最後で出せた。エアの高さと着地、完成度、全て綺麗に出し切れた。今の自分のパフォーマンスでマックスを出せた。凄く納得している」と振り返りました。その上で「前回大会から4年間、チャレンジを続けてきてそれが達成できた」と話していました。

平野選手は半年前に行われた東京2020大会のスケートボードに出場し、二刀流として今大会に挑戦し「スノーボードとかけ離れた経験が、精神的な部分にかなり影響した。そこでの経験が凄い大きな自信になって、過去の自分を強くしてくれた」と振り返っていました。一方、決勝で成功させた最高難度のトリプルコーク1440について「自分にしかできないルーティーンをずっと考えてきた。トリプルコークが生まれたことによって時代も変わったと思う」と話していました。




◆スケートボードコーチ 才哲治さん「計り知れない」

平野歩夢選手が昨年出場した東京2020五輪のスケートボードで日本代表のコーチを務めた才哲治さんは「リラックスしているのを感じていたので満足いく結果が出るんじゃないかと思っていた」と話しました。また平野選手がスケートボードに取り組んでいた時の印象について「自分を追い込む状況を楽しむような性格で、限界を確かめたいと言う気持ちでやってきた。練習熱心で人が見てないところで努力をしていた」と話しました。

東京2020五輪の1年延期が決まった時は「北京大会までの時間が足りない」などと話していたと言うことで「東京大会から北京大会までの期間が僅か半年となり焦りはあったと思う。一方で今はスケートボードに集中して終われば切り替えて間に合わせると言う余裕も感じられた」と振り返りました。

スケートボードに取り組んだメリットについては「周りの選手が楽しみながらスケートボードをしていた平野選手も『スノーボードの大会よりもリラックスできた』と話していた。そう言う環境を経験したことでリラックスしながら集中できるようになり、メンタル面の成長にも繋がったのではないか」と話していました。その上で東京2020大会から僅か半年でスノーボードで日本選手初の金メダルと言う快挙を成し遂げたことについて「本当に計り知れない。金メダル以上に記憶に残る滑りだった」と話していました。




◆スケートボードのメダリスト達も祝福

東京2020大会のスケートボードのメダリスト達がSNSに祝福のメッセージを投稿しました。平野選手と同学年で東京2020五輪のスケートボード男子ストリートで金メダル獲得した堀米雄斗選手選手はご自身のツイッターに「歩夢おめでとう」と金メダルの絵文字を添えて投稿しました。また女子パークの金メダリスト、四十住さくら選手はご自身のインスタグラムに2人で撮影した写真を添えて「歩夢くん金メダルおめでとうございます。世界初トリプルコーク1440やばかったです。二刀流で有言実行、本当に凄いです」などと投稿しました





北京冬季五輪で2人目の日本代表金メダリストが来ましたね。それにしても平野歩夢選手のトリプルコーク1440、強烈なジャンプ力を極めました。平野歩夢選手へ、スノーボードハーフパイプ金メダルおめでとう御座います☆