今晩は、所沢市田中則行です。12月に突入しました。10月末に調布市の京王線の列車内で70代男性を始め乗客数名が刃物などで切りつけると同時に座席などをライター用オイルを使って放火すると言った事件を教訓に所沢市の西武線の駅で西武鉄道株式会社などが乗客の避難誘導の手順などを確認する訓練が行われました。

(NHKニュースWeb 及び NHKニュース防災サイト内首都圏ニュース・12月1日19時31分報道より)
西武池袋線/西武新宿線・所沢駅で行われた訓練では埼玉県警所沢警察署や西武鉄道株式会社の関係者の他、乗客役として所沢市内の短期大学の学生も参加しました。

訓練は実際に列車を走行させて行われ、不審者を見付けた乗客が非常通報ボタンを押すと列車は駅ホームドアの位置と外れた箇所に停車しました。このため乗客が非常時にドアを開けるドアコックを使ってドアを開ける一方で、車掌もホームドアを開けるなどして乗客が素早く避難できるように誘導していました。その後駅員や警察官が駆け付けて不審者を取り押さえました。

京王線での事件後、国土交通省では緊急時にホームドアと列車のドアの位置がずれた場合は双方の扉を開け乗客を誘導すると言う基本的な対応方針を鉄道事業者に指示しています。

西武鉄道株式会社の藤井高明鉄道本部長は「乗客が襲われるような事案があった時には、車内の非常用通報装置を躊躇せずに使ってほしい」と話していました。





先月にさいたま市大宮区のJR東北本線(宇都宮線)及びさいたま新都心駅やJR山手線他・渋谷駅で10月の京王線事件を受けて無差別刺傷事件を想定する訓練が行われていましたね。また先月中に東武伊勢崎線/東武野田線/東武東上線でも同様の訓練が行われたそうです。今回の西武線での訓練、所沢駅を始めとする西武線関係者の皆様方も所沢警察署の皆様方もお疲れ様の一言です。次期西武池袋線・武蔵丘列車フェスタで列車内で乗客が襲われるのを想定する訓練があればと思ってましてね。

10月の京王線事件を教訓にJR東日本会社線と西武線で同事件を想定した訓練が行われたのだから、今後も随時そう言った訓練を是非とも実施したいものです。その内京浜急行本線や京成線、東急東横線、相鉄線などでも今回の西武線と同じような訓練を実施していればと思ってましてね☆