今晩は、所沢市田中則行です。昨夜25日のNHK総合テレビ大河ドラマ『青天を衝け』第11話「横濱焼き討ち計画 の巻」のあらすじと今週の渋沢栄一を解説します。
[第11話のあらすじ]
栄一(吉沢亮さん)と千代(橋本愛さん)に待望の第一子が生まれるが、直ぐに亡くなってしまい渋沢家は重い空気に包まれる。そんな中、惇忠(田辺誠一さん)は自らの手で攘夷の口火を切ろうと横浜の外国人居留地の焼き討ちを発案。心を動かされた栄一は、武器や仲間を集め始める。一方、謹慎を解かれた慶喜(草彅剛さん)は将軍・家茂(磯村勇斗さん)の後見職となるも島津久光(池田成志さん)等から「一刻も早く攘夷の決行を」と迫られる。


◆今週の渋沢栄一 (第11回)

▪江戸に向かおうとしていた長七郎に追いつき、老中・安藤を襲った河野が命を落とし、これに連座したものを幕府が探していると伝える

「今生きている俺達には、河野の代わりに成すべき定めがまだあるぱずだ」(栄一)



▪長男・市太郎が生まれる



▪尾高惇忠、喜作らとの攘夷のために横浜の外国人居留地を焼き討ちする計画を立てる



▪千代と市太郎が麻疹にかかり、市太郎が亡くなる



◾この年の暮れまでに関東では麻疹とコレラで20万もの人が亡くなられました


▪横浜焼き討ちのため喜作と共に江戸で武器を集め、密かに惇忠達の基へ送る

「日の本はお武家様だけのもんじゃねぇ。俺達にも志はあります。この国を甦らせることです」(栄一)



▪長女・うたが生まれるも、家を出て天下のために働きたいと、父・市郎右衛門に「勘当してくれ」と頼む

「俺一人満足でも、この家の商いが上手くいっても、この世の中みんなが幸せでなかったら俺は嬉しいとは思わねぇ。みんなが幸せなのが一番なんだい」(栄一)






青天を衝け紀行
◆第11集 京都市下京区

京都府京都市下京区。将軍後見職に就任した徳川慶喜は家茂に先駆け、京に入りました。徳川家と所縁が深い東本願寺。御影堂は世界最大級の木造建築です。上洛した慶喜は東本願寺の一角に滞在しました。慶喜は大寝殿や白書院を執務や宿泊に使用したと伝わっています。
現在の建物の多くは明治時代に建て替えられたものですが、大玄関の石畳は慶喜が滞在した当時のものであると伝わっています。
東本願寺の庭園、渉成園。慶喜は激務をこなす傍ら、度々ここで時間を過ごしました。
尊王攘夷の勢いが増す京の町で、慶喜は奮闘することとなります。


◆東本願寺 (京都市下京区)
交通アクセス:JR西日本東海道本線他・京都駅下車 徒歩7分





次回5月2日は第12話「栄一の旅立ち の巻」が放映されます