今晩は、所沢市田中則行です。平成11年度後期のNHK総合テレビ朝の連続テレビ小説『あすか』のヒロインに抜擢された竹内結子さんが亡くなられたとの報道がありました。享年40歳でした。

(NHKニュースWeb・9月27日19時06分報道より)
竹内さんの関係者によりますと27日午前2時頃、渋谷区の自宅マンションの部屋でぐったりしているのを家族が見つけたと言うことです。その後、救急車で病院に搬送されましたが死亡が確認されました。警視庁では現場の様子などから自殺と見て詳しい状況を調べています。



竹内さんは昨年同じ所属事務所の俳優と結婚し、今年子供を出産したばかりでした。関係者によりますと26日は家族4名で過ごし自宅で夕食を採っていました。また夫は「昨日も普段と変わらない様子だった。思い当たることはない」と話しています。



竹内さんはこれまでに数々の映画やドラマに出演し、『黄泉がえり』や『春の雪』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しています。NHK総合テレビの番組では平成11年度後期に放映された朝の連続テレビ小説『あすか』のヒロインを演じた他、平成28年に放映された大河ドラマ『真田丸』にも出演していました。



■お悩みを抱えている方へ 相談窓口情報

日本いのちの電話
ナビダイヤル:0570-783556
受付時間:10時~22時
フリーダイヤル:0120-783556
毎日:16時~21時
毎月10日:8時~翌日8時

また厚生労働省ではお悩みを抱えている方に対する相談窓口のご利用を呼び掛けています。厚生労働省ホームページでは自治体などの電話相談のご連絡先や複数のNPO法人がSNS上で行っている相談窓口のQRコードなどを掲載しています。Webサイトから『厚生労働省 SNS』で検索の上アクセス可能です。

厚生労働省ホームページ『まもろうよ こころ』へのアクセス:https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/



■竹内さんの所属事務所がコメント

竹内結子さんが亡くなられたことについて、所属事務所のスターダストプロモーションはWebサイト上でコメント発表しました。Webサイトの中では「関係各位並びにファンの皆様」に宛てて「本日9月27日、弊社所属の竹内結子(享年40歳)が自宅で亡くなりました。日頃よりお世話になっている関係者の皆様、応援して下さっているファンの皆様に、このような辛いお知らせを申し上げることになり、あまりに突然の出来事で所属タレント、社員は驚きと悲しみで呆然としております。詳しい状況は現在確認中です。マスコミの皆様におかれましては、ご家族、ご親族の深い悲しみにご配慮頂きますよう、切にお願い申し上げます」としています。



■竹内さんの関係者は

竹内さんが主人公の刑事、姫川玲子役を演じたテレビドラマ『ストロベリーナイト』の原作者で作家の誉田哲也さんはご自身のツイッターで「竹内結子さんの訃報、今知りました。近状も伺っていただけに、大変驚いております。結子さん。大変お世話になりました」と綴っています。その上で芸術家に影響を与える女神に例えて「結子さんの玲子は私のミューズでした。有難う御座いました。ご冥福をお祈り致します」と綴っています。また映画監督で竹内さんが17歳の頃に出演した東宝映画『リング』で監督を務めた中田秀夫さんはご自身のツイッター「『リング』の冒頭女子高生役オーディションでお会いした途端、彼女で決めようと思いました。煌めいていました」とした上で「とても残念です。心よりお悔やみ申し上げます」と綴っています。



■売れている人程不安抱えることも

竹内結子さんが亡くなられたことについて、長年に渡り自殺問題を取材してきたフリージャーナリストの渋井哲也さんは「芸能界は華やかなイメージを持たれることが多いが、ドラマなどの役に入り込むために自らを追い込んだり視野が狭くなったりして、精神的に不安定になることもある厳しい世界だ。売れている人程将来に不安を抱えたり、ふと自分を見つめ直した時に仕事と私生活とのギャップに落ち込んだりすることがあるのではないか。精神的なバランスをクズシタ時にケアする時間を確保できていたのかが気になる」と話しています。



■芸能人のSOSに気付きケアできる態勢を

芸能人の自殺が相次いでいることについて、芸能人の権利を守る取り組みを行う団体の共同代表理事を務める佐藤大和弁護士は「芸能人はSNSでの誹謗中傷奈土を含め、日常的にストレスを抱えている。そうした中、新型コロナウイルスの影響で自粛生活が続いたことで自分自身と向き合う時間が増え、将来への不安が積み重なってしまった可能性がある」と指摘しています。

その上で「芸能人は一般の人と比べて誰かと悩みを共有したり、一緒に解決したりすることが難しい場合もある。アメリカなどでは撮影後に専門家によるメンタルケアを行っているケースもあるが、日本では対策が不十分なのが現状だ。業界全体で芸能人のSOSに気付きしっかりケアできる態勢を作っていく必要がある」と話していました。



■若者や心に不安抱える人にも影響広がる恐れ

芸能人の自殺が相次いでいることについて自殺対策に取り組む一般社団法人・いのち支える自身対策推進センターの清水康之代表理事は「芸能人や有名人が自殺すると、自分の身近な人を亡くしたようなショックを受ける人が多い。こうした報道が続くと、芸能人だけでなく一般の若者や心に不安を抱える人達にも影響が広がる恐れがある。また新型コロナウイルスの影響で人と接する機会が少なくなっていることも心配だ」と指摘しています。

その上で「心がざわついたり不安な気持ちになったら、1人で抱え込まず見て人や相談窓口に気持ちを打ち明けてほしい。相談できないと言う人は、先ずは不安やもやもやした気持ちを紙に書き出してみると自分の気持ちを客観視でき少し楽になると思う。新型コロナウイルスの影響で不安や悩みを抱える人は増える傾向にあるので、他の支援団体とも連携しながらサポート体制を強化していきたい」と話していました





NHK総合テレビの朝の連続テレビ小説『あすか』と大河ドラマ『真田丸』を始め、複数のドラマや映画の出演にも定着した竹内結子さん。確か竹内さんって新座市の出身でしたね。40代を迎えてもまだまだドラマや映画に活躍できるのにと思って、あまりに無念すぎて…竹内結子さんのお悔やみ、ご冥福をお祈り申し上げます。

竹内結子さんの訃報の報道を配信したことにより、本日配信する予定でしたNHK総合テレビ『ダーウィンが来た』「黄金のサル とびっきりの仲良し家族」については明日報告します