今晩は、所沢市田中則行です。コロナウイルスの影響で西武線の利用客が減少し、最終列車の運用を繰り上げるとの報道がありました。西武ホールディングスではコロナウイルスの影響で鉄道線やプリンスホテルの利用客が減少していること等から来年3月迄1年間のグループ全体の業績予想で過去最大の630億円の最終赤字に陥る見通しが発表されました。コスト削減の一環として最終列車の発着時刻の繰り上げを検討するとしています。

(NHKニュースWeb・9月24日18時14分報道より)
西武グループ及び西武ホールディングスでは24日、これまで未定としていた来年3月迄1年間の業績予想について、最終的な損益が630億円の赤字に陥る見通しになったと発表しました。グループ全体の決算で最終損益が赤字になれば12年振りで、赤字の額は過去最大になります。これらはコロナウイルスの影響で外出やイベントの自粛が続いた上に鉄道線の利用者はテレワークの定着等で回復のペースが鈍く、旅行の需要に連動するホテルの稼働率も伸び悩むと見ているためです。



コスト削減に向けて今年4月から行っている持株会社や主な子会社の取締役の報酬カットを続ける他、西武池袋線・西武新宿線等の鉄道線事業では最終列車の発着時刻の繰り上げを検討するとしています。会見で高橋薫取締役常務執行委員は「ホテルの回復には5年掛かり、鉄道は元の水準に達するのが難しいのではないかと言う見方もある。厳しい状況を受け止めて対応していきたい」と述べました