今日は、所沢市田中則行です。「このハゲー!!」とか「違うだろー!!」等と言った暴言と同時に秘書に対する暴行事件が発覚し、平成29年10月の衆議院選挙で落選した豊田真由子元議員(45歳)が今月9日のフジテレビジョン系列「バイキング」に予告なしに登場したことが文春オンラインで報じられました。
(ドコモdメニューニュース内 文春オンライン・24日朝6時報道発表)
「冒頭『その節は色々お世話になりました』と挨拶。元厚生官僚の経験を活かし、新型コロナのPCR検査について要点を解説しましたが、巻き髪にピンクのブラウス、表情もあの“怖い顔”ではなく別人のように穏やか。司会の坂上忍が東国原英夫をサカナにハゲネタを振っても笑顔を浮かべる余裕」 (放送作家)

3日後には白いブラウスで再登場。今度はフットボールアワー・岩尾望が自分の頭頂部をネタに弄る。「『あの(暴言の)時のハゲとどっちがハゲてますか』と突っ込むと俯いたままだったが、仕草が可愛いと話題になり、“まゆゆ”と呼ばれる妙な人気振り」 (同前)



豊田起用の背景を番組制作関係者が解説。「パネラー発掘の一環ですが、東大→ハーバード大出身の片鱗を見せた。強烈な“パワハラ議員”からのイメチェンに、ある程度成功したとは言える。今後も継続して出演するかも」

宮田輝、高橋圭三の昔から“タレント議員”は数多いが、元議員の肩書きでテレビに進出する“元議員タレント”の続出は今日的な現象と言えよう。



■何故元議員タレントがウケるのか

「05年に派遣社員から衆院議員に転身した杉村太蔵(40歳)が走り。当選直後『早く料亭に行ってみたい』の失言でタレント性を発揮。落選後は“薄口政治評論家”として活躍。今も『ワイド!スクランブル』(テレ朝系列)のコメンテーター等を務めている」 (芸能デスク)

5年前、本会議を休んでの秘書との温泉旅行を小誌が報じた元衆院議員の上西小百合(36歳)もしかり。「一昨年に芸能事務所に所属しタレントに転身。バラエティー番組に進出しつつ、SNSでは過激発言。すっかり“炎上”が板についた」 (同前)

夫の宮崎謙介元衆院議員(39歳)の浮気発覚の余波で自らも落選した元衆院議員の金子恵美(42歳)は今後芸能事務所に所属、本格的にタレント活動を始めた。「ミス日本関東代表等の経歴を持ち、夫の不倫ネタも厭わない程肝も据わっている彼女はもはやタレント業が本命であり、政治は足掛かりに過ぎなかったのではないかとの感すら与える。元議員のタレントは喋りも上手いし、当然時事問題もそつなく語るが、国会はタレント養成機関なのかと言う疑問は生じる」 (前出・番組制作関係者)

赤絨毯は芸能界に続いているのか、それはちょっと違うのでは……!?

(週刊文春編集部・週刊文春 令和2年3月26日号より)