今晩は、所沢市田中則行です。本日のNHK総合テレビ『ダーウィンが来た』は第636回目「アンビリーバボー!クラゲの超世界」と題して山口県の海のクラゲの世界に密着されました。山口県の他、和歌山県や三重県のクラゲの暮らしと秘密にも注目されました。
[第636回目のお浚い]
「癒し系生物」として今大人気のクラゲ。水中をふんわりと漂う姿を見て「癒し」を感じる方々もいる筈。しかし海中での暮らしは謎も多い。今回が史上初で、海中でのクラゲに大密着!するとその暮らしはアンビリーバブルの連続であった。先ずは食事。ウリクラゲが獲物を捕らえる方法はなんと丸飲み!獲物が体に触れた瞬間、反射的に大口を開いて飲み込むと言う。更に触手と言う武器も使い獲物を捕らえるクラゲも登場。クラゲの穏やかなイメージを覆す弱肉強食の戦いの風景である。続いては驚異の繁殖力。1匹の雌からどのように子クラゲが生まれるかを徹底追跡。すると卵がポリプと呼ばれるイソギンチャクのような姿に変化し、そこから次々と子クラゲが誕生。1匹のミズクラゲが生む子供の数は理論上1兆匹をを越えると言う。更に「数億年も生きる」と言う超長生きクラゲまで登場。ベニクラゲと言う成長しても1cm程と小さなクラゲ。普通は衰弱すると死亡するが、ベニクラゲは若返って生き続けることが長年の研究で明らかになった。今回その若返りの様子も鮮明に捉えた。そして海をよく知る人達が語る、クラゲにまつわる不思議な目撃談も大検証。それはクラゲに乗った変わった生き物。「クラゲライダー」。苦労の捜索の末に遂に発見!正体は団扇海老の幼生。大人になるまでの数ヶ月間、クラゲを「乗り物」として利用していた。更にダーウィン取材班は日本人にとって馴染み深い伊勢海老も、幼生時代は「クラゲライダー」であることを史上初めて鮮明な映像で撮影した。あの伊勢海老はもしかするとクラゲなしではこの世に存在できなかったかも知れないと言う。クラゲは海中で様々な生き物を支えるとても貴重な存在である。