今日は、所沢市田中則行です。大相撲初場所千秋楽が行われました26日、NHK総合テレビの大河ドラマ『麒麟がくる』の第2話「道三の罠の巻」が放映されました。その第2話のあらすじとトリセツを解説します。
[第2話のあらすじ]
明智光秀(長谷川博己さん)に心を開いた望月東庵(堺正章さん)と駒(門脇 麦さん)は共に美濃に向かうことになる。しかしその行く手には美濃の侵略をもろくむ尾張の織田信秀(高橋克典さん)の大軍が追っていた。多勢に無勢の中、龍城を決め込む斎藤道三(本木雅弘さん)。光秀と道三の嫡男・高政(伊藤英明さん)は反対するが、それは敵を欺く道三の作戦であった。



■第2話のトリセツ
◆斎藤道三軍×織田信秀軍・加納口の戦(井ノ口の戦)

天文16(1547)年、織田信秀が美濃へ侵攻。織田軍が斎藤道三の本拠・稲葉山城(現在の岐阜城)の直ぐ下まで攻め寄せたと言われています。
◆斎藤道三と美濃の守護・土岐氏との関係は?

美濃国は本来は守護である土岐氏が治める国ですが、この時代は守護代・斎藤家の名跡を継いだ道三が勢力を拡大し美濃の実権を握っています。




■麒麟がくる紀行
第2章・岐阜県岐阜市
岐阜市のシンボルとして親しまれている金華山。この金華山に斎藤道三が拠点を置いた稲葉山城(現在の岐阜城)があります。
鎌倉時代から軍事拠点としての役割を持っていた金華山周辺地。稲葉山城は道三が大改修を行い、難攻不落の名城となりました。山麓には館が築かれ、道三の時代のものと言われる石垣が発見されています。
更に道三は城下町を整備。かつて「井ノ口」と呼ばれた一帯には、道三が築いた惣構の土塁や稲葉山城へつながる道など、当時の面影を見ることができます。



この地には尾張の織田信秀に度々攻め込まれ、戦の舞台となりました。市内には犠牲になった織田軍を弔う塚がひっそりと残されています。
斎藤道三はこの稲葉山から勢力を伸ばしていくこととなります。
■稲葉山城[岐阜城] (岐阜県岐阜市)
交通アクセス:JR東海東海道/高山本線・岐阜駅下車路線バス利用、岐阜公園博物館前停留所下車徒歩5分



次回2月2日は第3話「美濃の国の巻」が放映されます