今晩は、所沢市田中則行です。多摩都市モノレール線の上北台駅より先の路線延伸が計画されています。東京都では多摩地域西部の路線である多摩都市モノレール線の延伸事業に着手するとの報道がドコモdメニューニュース内の読売新聞ニュースで取り上げられました。延伸区間は約7kmに及び、概ね12年後の開業を目指します。総事業費は約800億円に上る見通しで、東京都では新年度当初予算案に調査費等として約1億円を計上する方針で、23区と比較し交通網の整備が遅れていた多摩地域の発展に繋がる取り組みとなります。

(ドコモdメニューニュース内 読売新聞・23日報道発表)
多摩都市モノレール線は東京都や沿線自治体等が出資する第3セクターが運営されており、平成10年~平成12年の間にかけて多摩センター駅(多摩市)~上北台駅(東大和市)間約16kmの全線が開業しています。沿線の19駅には複数の大学や多摩動物公園もあり、多摩地域を南北に結ぶ基幹交通網の一つであり、平成30年度の平均乗車人員は1日当たり約14万4000名で開業以来最多となりました。



関係者によりますと上北台駅からJR八高南線の駅がある箱根ヶ崎間の延伸が計画されています。東京都は既に延伸区間沿いの新青梅街道の道路拡張工事を進めています。7駅程新たに設定する計画もあり、開通後はJR中央線・立川駅や小田急多摩線と京王電鉄相模原線の多摩センター駅等の主要駅への利便性向上と共に、新駅周辺の賑わい創出等が期待されています。



人口や経済資本の集中が進む区部に対し住民の高齢化も進む多摩地域との格差の解消は大きな課題の一つとなっていて、東大和市・武蔵村山市・瑞穂町の沿線3市町が早朝の延伸実現を都に求めていたことから「多摩格差ゼロ」の実現を揚げる小池都政下で検討が進められていました。今回の延伸区間は国の交通政策審議会が平成28年、多摩センター駅~町田駅間と共に「事業化に向けて具体的な調整を進めるべきだ」とする答申をまとめています。東京都はこれを受け、東京メトロ有楽町線の延伸事業等と共に両区間を優先的に整備していく6路線として位置付けていました。この他に多摩センター駅~八王子駅間の将来的な延伸構想も浮上されています。





のりちゃんが数年前に2輪車運転時に新青梅街道を走行中、多摩都市モノレール線の箱根ヶ崎駅への延伸を実現させようとの看板を見出だしました。果たして上北台駅から先、どのような形状の路線で構成されるか…それよりは上北台駅と所沢市の西武池袋線・西武球場前駅との交通アクセスをどのように構想するかが気掛かりですが、多摩都市モノレール線が所沢市方面へ延伸することはまずないし。。いえ、今後計画されている多摩都市モノレール線の路線延長に注目ですね