こんばんは、所沢市田中則行です。GoogleニュースでJR常磐線209 1000番が中央快速色に変更され豊田区に転属されるとの情報をキャッチしました。

■209 1000番 元マト81編成出場・豊田へ回送 中央線快速転用
(Googleニュース内 鉄道ファンの待合室実車ニュース・5~6日報道発表)


常磐緩行線一筋で活躍してきた209 1000番元マト81編成の中央快速線転用に戸もない大宮入場後、中央快速線への転用施工が行われ大宮総合車輌センターを出場し、大宮駅から東大宮操車場、武蔵野線経由し八王子支社豊田車輌センターへ回送で到着されました。同系の豊田区転属の経緯として中央快速線に関してはグリーン車組み込みに併せて普通車への便所設置改造を行うことが決定されています。同時に機器更新工事も施工されると思われ、入場期間の長期化が予想されます。そこで小田急線に乗り入れている常磐E233 2000番で統一が行われ余剰気味であった209 1000番松戸車を中央快速線に転用することで予備車の確保が行われることとなりました。同系は12月より営業運転を開始することから、これ以降にE233の一時離脱が見込まれるそうです。



◆転用工事内容と今後

転用にあたっては中央快速線E233 0番に併せて号車番号が変更されている。E233 0番ではこれに合わせた編成順序の変更は行われず常磐緩行線時代のものが引き継がれた。弱冷房車は新4号車でフリースペースは常磐緩行線時代の2・9号車が維持される。また大宮総合車輌センターでの写真から最低限の行先表示等は青梅線にも対応させている。そして松戸区(東 マト)時代に行われたシングルアーム式パンタグラフに改装されていたが、転用工事にて狭小トンネル通過に対応している◆(菱形)マーキングが付けられたことから大月方面への運用も想定されている。ATC撤去・ATS-Snの設置が行われたにも関わらず、常磐緩行線時代に東京メトロ千代田線運用時に使用されていたIRアンテナも残置されているのも特徴である。



その一方で列車制御伝達・管理装置MON8のTIMS化や半自動ドア機器設置見送られていることや短命に終わった南武線209で行われたVVVFインバーター制御の更新も見送られていることからE233の転用改造が済み次第用途廃車される可能性が極めて高いとされる。

201が残された他に他路線でも埼京線205宮 ハエ28編成、現在の京葉線用千 ケヨ34編成等、在来車の置き換え延長による予備車確保が通例の中で既存車を活用した転用劇となった。青梅線と中央本線高尾以西では半自動ドア扱い所定となることから積極的な運用はされないと言う。しかしダイヤの乱れや通常の保全入場のタイミングによっては終日運用・2編成運用等も見られるものと思われる。尤も、201のような早朝ラッシュ1運用・予備1運用と言った使われ方が有力である。




まとめとして労組資料から12月の運用開始予定されることで、暫くは入線確認と乗務員習熟に充当されるかと思われます。今や貴重と言うべくGTO(ゲートターンオフ)式VVVF制御の音色を奏でる209 1000番、短期間の活躍となるそうですが今後の運用に期したいものです。中央本線では特急あずさ/かいじと快速列車と共に大規模な輸送形態の変更が行われるそうですので、これからの中央本線運用に注目となるところでしょう



まさかあの常磐209 1000番が中央快速転用されるとは想像もつきませんね。僅か2編成しかない面が淋しいと言うか…そんな感じがしてきますが。鉄道模型界ではトミー製品で今年春に常磐209 1000番が製品化されたものの、僅か数日でソールドアウトしメーカー在庫切れに追いやられてしまったし。。今回中央快速線転用したことで209 1000番中央快速色のNゲージ製品化も実現されるのか、模型界にも注目がかかっていくかと思われます