こんばんは、所沢市田中則行です。青梅鉄道公園の展示車輌の三回目です。C11形とE10形をご紹介します。







●C11形機関車
◆車号:C11 1号
◆機関車全長:12650mm
◆シリンダー直径×行程:450mm×610mm
◆使用蒸気圧:運転整備時 66.05t/空車時 51.90t
◆動輪直径:1520mm
◆最大出力:610馬力
◆輪軸配置:1‐0‐2



同形式は都市近郊で近距離旅客列車専用として製作された昭和初期の代表的なタンク式機関車で知らしめています。展示中の第1号機は昭和7(1932)年6月に旧・汽車会社で製造され、昭和37(1962)年迄関西方面を中心に活躍していました。









●E10形機関車
◆機関車全長:14450mm
◆シリンダー直径×行程:550mm×660mm
◆使用蒸気圧:16.5kg/平方㎝
◆機関車重量:運転整備時 102.10t/空車時 80.53t
◆動輪直径:1250mm
◆最大出力:1340馬力
◆輪軸配置:1‐E‐2



急勾配線用として製造された我が国最大のタンク機関車。当初はトンネル区間を運転する為に煙突を後ろにし、後部向きに運転する構造となっていました。又、曲線通過に無理のないよう第3・4動輪タイヤにフランジがないのが特徴でした。同形式は昭和22(1947)年に旧・汽車会社で製造されたもので、奥羽本線・坂庭~米沢間での運用が最初でした。その後は薩摩線・人吉~吉松間や北陸本線・金沢~石動間の勾配線に使用され、昭和32(1957)年から北陸本線・米原~田村間を運用しました。





次回、四回目は110・5500・2120形各機関車をご紹介します