お世話になります。ロジックの高岡でございます。

気付けば1月も終わりを迎え、大阪では私立入試まであとわずかとなっています。

 

なのに、近隣の中学校ではようやく社会の全範囲が終わったところとか。

そもそも現在の中学校の学習カリキュラムだと、入試直前の1月まで学習を行う必要のある科目もあり、本来あるべき入試対策と学校の学習進捗が合致していない、というのは長年の課題です。

 

別のある中学校では、そのことを踏まえてか、中学2年生の数学では今の時期に既に3年生の学習を進めているそうで、多項式の「展開」について学んでいるようです。

それはそれで適切な試みではあるのですが、昨年の学習進捗を見ていると、どうしても早足にならざるを得ない。

一次関数や証明など、2年生の数学では大切で、しかも子どもたちが苦戦しやすい単元もあるものですから、なかなかに判断の難しいところです。

 

中学校で来年度から導入される新教科書では、学習範囲は従来のままながら、デジタルコンテンツの充実が企図されています。

デジタルコンテンツの導入によって、子どもたちの理解度がどのように変化するのか。学習効率は向上するのか。

 

来年度の学校での取り組みも、注視していく必要がありそうです。