ロジックの河村です。

 

先月末に僕の地元福岡にてフォトウエディングをやってきました。

結婚式などの写真だけを撮るようなものです。

妻は非常に楽しかったようですが、個人的には疲れました。

写真はまだ出来上がっていないので、完成を楽しみにしています。

 

今日は「暗算」について話したいと思います。

先に言っておくと、暗算は受験において非常に重要です。

中学、高校、大学問わず難関校への受験には必ず必要です。

『ワンピース』で言うところの覇気くらい必須です。

しかし、暗算は諸刃の剣的な要素があります。

 

まず暗算の学習方法ですが、地道に練習するしかありません。

個人的には、「暗算」というのは「暗記」的な要素があります。

僕が思う「暗算」は計算結果を覚えることです。

暗算は実際のところ、計算はしていません。

計算結果を覚えています。

ただ、誤解しないで頂きたいのは、英単語の学習のような覚え方をするのではなく、何千何万の計算を練習した結果、「覚えてしまった」ということです。

ちょっと練習すれば出来るようなものではなく、長い練習時間が必要です。

では、その練習とは、何をすればいいのか。

それは、適切な途中式を書いて計算をすることです。

「暗算」の練習において、式を書かずに解いてみるというのは僕にとっては愚行です。

なぜなら、先ほども申し上げた通り、実際は計算していませんから。

まずは、計算の仕組みをきちんと理解することが重要です。

「暗算」が出来るようになるためには

①計算の仕組みを理解

②何度も計算してみる

③何度も出てくる数字の組み合わせを自然と頭に入れる

これで十分だと考えています。

 

次に、暗算の使い方です。

暗算にはメリット、デメリットがあります。

メリット:時短

デメリット:ミスの可能性、見直しがしにくい

これらを天秤にかけ、メリットの方が大きい時は暗算します。

厳密に言えば、勝手にしてしまいます。

僕が試験を受ける際に、時間が欲しいときは勝手に暗算を行い、ミスが許されない時は計算用紙に式を書いて計算します。

具体的に言えば、センター試験では暗算、個別試験では式を書きます。

センターは時間との勝負でした。

僕は正直数学はそこまで得意ではありませんでしたので、試験時間がギリギリになっていました。

なので少しでも時間が確保できるようになるべく暗算で解いていました。

模試でも9割前後の成績でしたので、あまり使い方を間違えたとは思っていません。

(9割とっているのに得意じゃないというのは煽っているのか!?みたいなご意見はあるとは思いますが、そう思う方はセンター試験の特徴をきちんとご理解いただけていないと思います。また、後日そんな話もできたらいいと思います。)

計算ミスが多い生徒には暗算はお勧めしません。

絶対に式を書いて解けと教えています。

その生徒にとっては時短より問題の正答率を上げることが優先だからです。

 

最後に、先ほど「暗算」は覇気のようなものと話しました。

『ワンピース』における覇気は強者同士の勝負において非常に重要な要素になります。

これは算数、数学の正解においても同じことが言えます。

この暗算がきちんと活用できるのは偏差値が65を超えたあたり(中受では60くらい)からです。

言い換えると、偏差値が65を超えてこないと時短のメリットが大きいものにならず、それまではミスをしない事の方が重要だという事です。

そして、「暗算」の技術も中途半端なので、暗算するにしてもまだまだ練習が必要です。

 

原石は磨いてこそ真価を発揮するものです。

計算が苦手な子供たちは、まだ原石なだけです。

きちんと磨いて輝けるかどうかは自分次第。

 

今日も一日頑張りましょう。