中学最後の新学期のクラス替え。人見知りな私が大嫌いなイベント。
「どうか大好きな友達と一緒でありますように…! 」と心の中で叫び願いながら教室に入ると、
「やったよ!うちら一緒!」と親友が声をかけてきてくれて、嬉しさと安堵が込み上げて大はしゃぎ。
その後ホームルームとかあって最初の授業が始まっていったのです。が、
その“一瞬”は今でも忘れない。
ふと窓の方に目を向けた瞬間鼓動が激しくドキッとしたんです。気がつけば息が止まっててカーッと頬が熱くなって、口元に力が入って苦しくなって気づいたら目を離していました。
私の視線の先にいたのは頬杖をついて窓の外をぽ〜っと眺める男の子。名前も知らない男の子。
どこかつまらなそうで、どこか冷たそうな男の子…
もちろん、人見知りな私は声をかけることはできませんでした。遠くからじーっと見つめてはバレる!っと目を逸らして、また見ては逸らしての繰り返し。そしてそのたび息を切らしておりました。
なんで息が止まるんだろう
なんで頬が熱くなるんだろう
なんで気づいたら見てるんだろう
なんだかとっても疲れた新学期の初日でした。