山本山くんの告白 | ざっとしちゅう

山本山くんの告白

ある日、山本山くんは僕が暇つぶしに買い、教室で読んでいた『Hot Dog』に関心を示し、
「貸して欲しい!」
と、一晩持ち帰りました。
その号の特集は『SEX』。ファッション誌なので、そうきわどいページはなかったのですが、セミヌードの女の子に反応したのか、山本山くんは、家でじっくりと読みたかったようです。

次の日、僕は雑誌を返してくれる山本山くんに、
「どう~だった?」
と、ちょっとからかいも含め聞きました。


山本山くんは少し困ったような顔をして
「もうそろそろ、ムケないとまずいよねぇ?」
と、僕に問いかけてきました。


一瞬、僕は何が何だか分からず
「えっ?」
と聞き直しました。


「いや、だから、もうそろそろ剥けないと包茎になるのかな?」
山本山くんは耳まで真っ赤にして聞いてきました。


「!?」
僕の一番の関心事であるキーワード『包茎』と、クラスで一番の美少年(?)山本山くんとの、ダブルの大好物の組み合わせに、驚き興奮してしまい、僕は一瞬言葉をつまらせ、
「‥‥後でゆっくり、話聞くよ‥‥」
と、言うのが精一杯でした。




その日の放課後の教室で、僕は山本山くんの話を聞きました。


山本山くんは、僕の貸した『Hot Dog』の包茎についての記事を読むうちに、自分がまだ剥けていないことに不安になり、雑誌の持ち主で口が固く、秘密を守ってくれそうな僕に相談してみようと思ったらしいのです。

『口が固く秘密を守ってくれそう』と、山本山くんは言いましたが、自分より小柄な僕が、自分と同じ悩みを持っているのでは‥‥という期待があったのではないでしょうか。


「剥けないって、本当に全然剥けないの?全く剥けないと真性だけど、ちょっとでも剥ければ仮性だよ。」僕はストレートに言いました。

山本山くんの話によると、ほんのちょっと剥けるけど全部を剥いたことはなく、亀頭を触るとかなり痛く、お風呂で洗うのも苦痛。 でも、汚れや臭いが気になるし、将来SEXする時のことを考えると、今のうちにどうにかしたい‥‥
というようなことでした。


僕はとりあえず、毎日お風呂で皮を剥いて洗い清潔にすること。オナニーの時やおしっこの時は、できるだけ剥き、剥きクセをつけるようにすること。触ると痛い亀頭の痛みは、洗ったり剥きクセをつけたりするうちに緩和される‥‥
とアドバイスしました。

最後に
「僕も中学の時にそうしているうちに、治ったよ」
と言うと、山本山くんは少し安心したらしく、笑顔で
「頑張ってみるよ!」
と言ってくれました。



この‘山本山くん包茎リハビリ’を通じて、僕は山本山くんの専属アドバイザー(?)になったことから、信頼を得、何かと頼られるようになりました。



山本山くんとは親密になれたものの、ホモの僕は、山本山くんと包茎の話をする度に興奮し、山本山くんの包茎チンコを想像しては痛いくらい勃起する毎日。
悶々としている僕は、何とかして山本山くんの包茎チンコを見れないものかと、企てるようになりました。