このドラマの何が好きってBGM。
ピアノの切なげな旋律が心地よき。
自分で弾きたいけど耳コピってかなり労力使うので今日はしない明日もしない。
で、今回語りたいのは、まず一話の最初のシーン。
理科室で別れ話みたくなってるやん?
時空がねじれているのが
私の想像力では到底追いつかない。
あれって、妄想じゃなく
現実なんやんな?
ほんならそれどのタイミングの出来事やの?
全然わからんくてモヤモヤする。
でも天城くんが、「初めて手を触れた」と言うてたから
手を繋いで帰る前、なんだろうね。
あと、いつか忘れたけど「高良に好きだって言われたことない」って言ってるシーンがあったから、それよりは、後。
でさあ、この時雨なんだけど、
この雨音が効いてる。
雨の音って、
悲しい時はより一層悲しくなるBGMだとおもう。
元の悲しさが100として
雨の音が聞こえたら
相手とやり取りしてるうちに
雨音に煽られて悲しみが増幅して200や300にすぐなるよね。
周りが暗ーいしね。
湿っぽいし
悲しみ増す要素盛られてる。
好きって、言わないと伝わらないけど
好きって言葉以外で伝わる愛情の方が満たされたりもするし
高良はそのどちらもバランス悪いときがあって相手を不安にさせちゃうんだよね。
あと、すごく気になるのが、BLというのは同性愛を描いてあるのであって、
それはまだまだマイノリティといわれる恋愛。
高良の方は、
これまで異性と付き合ってきたけどなんかアレな違和感もあって、それが天城と出会って確信に変わるまでのいきさつをナレーションとかいろんな場面なりで説明してたやん?
筋金入りではなく、若さの中にある煩悶と気持ちのグラデーションが見える。
でもよ、高校生やぞ?
そういうマイノリティな愛に対して、少しは戸惑いとかないもんかね。
それとも一軍ともなると、そういう自分も受け入れちゃうわよってコンセプトでの設定なの?
だとしたら、
天城の方も同性愛をナチュラルに受け入れているのがまた疑問が深まる。
さらに、天城に関しては高良に対してどのタイミングで意識し始めてたかの説明がないので感情移入しにくいのよ。
草抜きしてて突然恋の雷に打たれるなんてことはマレですよね。
それまでに、何らかの蓄積があって、
2人きりで話してるときに
自分だけに向けられた言葉、表情、2人で作るその場の空間、雰囲気にバイブスが高まって
好きだって確信するものなんです。
天城が高良くんを好きになるまでの心模様わかる人いたら教えてほしいです。
というのも
異性愛経験者から同性愛にスィッチングするってハードル高いと思うからです。
なのでそこの描写があるとないとで
コチラの切なげメーターも振り幅が違ってくるのでね。
あとぉ、お下品な話なんですけど
受けとか攻めってポジショニングは
なんか勝手にそうなってましたけど
続編があるとして、
いざっ!っていう瞬間に天城が攻めに入ったら萌えません?
これは私の嗜好ですね。
あらちも美しかったが
このドラマは織山くんのビジュアルがあってこそ成立しましたよね。
美男子と美男子の接近て
なんて尊いのでしょう。
BLとはビジュアルに始まりビジュアルに終わる。
多分、自分の半径5キロくらいに生息する男どもってほとんどが‥な、
映えからは程遠い感じじゃないですかあ。(自分のことはいったん置きます)
身近な人のBLとなると
そもそも若い人自体が知り合いにいないから、アラ還のおじ様同士でとかいう想像ってなると、
なかなかキチィでしょう?
だがな、
AIが描いたような美男子同士が絡むのは
美しいのでアリのアリなんです。
あんな美しいキスシーンは
後にも先にもこのドラマだけかもしれません。