8.5~8.8

不自由を常と思えば不足なし。
心に望みおこらば、困窮したるときを思い出すべし。

          by 徳川家康

7月28から8月4


あなたには今、
なにか欲しいものや狙っている商品はありますせんか。


8.5~8.8 娘夫婦からの誕生祝


少し前までの買い物は、
ひとつの商品を買うまでに、
悩み、
あれこれ考え、
何度も店に通って決定するのが主流でした。
でも、今は違います。



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最近の買い物は、
インターネット販売などで、
画面のボタンをクリックするだけでたいていの商品を、
たやすく手に入れることができます。

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そして新しいものは、
できればなんでも手に入れたいという風潮があります。


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昔のものを捨て、新しいものに走りたい。
ハイビジョンテレビにしても、
もっと薄く、もっと大きなものへ。


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さらにスマートフォン、
お掃除ロボット、
ドラム式洗濯機、
空気清浄器などなど、


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とにかくもっと便利に、と。
でも、
買い替えの理由を考えてみてください。
今、使っているものが壊れたからではなく、


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ほんの少し便利になったものが
欲しいだけではありませんか。

8.5~8.8 この服も誕生日プレゼント


工夫してものを使っていた時代を思い出そう

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冒頭の名言は、徳川家康の遺訓のひとつです。
現代の言葉にすると
「不自由なことが当たり前だと思えば、
なにも不満はない。
欲が出てきたら、生活に困っていた昔のことを思い出そう」
となります。


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ご存知の通り徳川家康には、
幼少期から青年期まで人質として
過ごしてきた過去がありました。


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この辛い人質の時期を耐え忍び、
乗り越えた家康だからこそ、
このような教訓が生まれたのでしょう。

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でも、今の私たちの生活に当てはめた場合、
過去の困窮というより、
「便利になり過ぎていないちょっと昔」
をおもいだして我慢しよう、
といった具合になるかもしれませんね。


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