15.7.21~27

人として小さなことへの気遣い、思いやり。
人間、こんなことに感動する。

  by 野村克也

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1998年の秋、野村克也氏が阪神タイガースの監督にしゅうにんしたときのできごとでした。

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就任が初めてのキャンプで宿舎の部屋に入ったところ、
そこには監督のための仕事道具、
ユニホームから筆記用具までが一式揃っていたそうです。


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ほんの小さな気遣いかもしれませんが、
彼は球団からの大きな敬意と配慮を感じ、
「感動させてもらった」のだとか。


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人を感動させる行為は、
なにも高価なプレゼントがすべてではありません。

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このようなちょっとした気遣いが、
かえって人の心の機微に触れるのではないでしようか。

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思いのこもった気遣いは、相手の心に響いていく

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さりげない気遣いはとても難しいものです。
気遣いを相手に知ってもらいたいからといって、
恩着せがましくするのはもちろんNGです。

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優しさの見返りを求めるようなことは、
とてもはしたなく、
みっともない行為です。

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なによりそのような不自然な優しさは、
かえって相手へのプレッシャーになってしまいます。

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「恩を返さなければいけないと思わせる優しさ」は
本当の優しさとは呼べませんね。

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でも、見返りを求めないさりげない気遣いは、
相手が偶然ふとそれを知ったとき、
本当に感動してくれるはずです。

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どんなに小さな気遣いでも、
続けているうちに、
相手に優しさが伝わると信じてみませんか。

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たとえ一生、
相手にその行為を気づいてもらえなくても、
人として美しい気遣いを貫いていきたいものです。

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