15.7.10~20

千日の稽古を鍛とし、
万日の稽古を錬とす。

                   by 宮本武蔵

15.7.10~20

宮本武蔵は二刀流の使い手として、
また「五輪書」を書いた兵法家として、
実在した歴史上の人物として
とても人気のある剣豪です。


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現在でも多くの人が、「指標」としている「五輪書」には、
武蔵が13歳から29歳までに60を超える決闘を行い、
そのすべてに勝利したと記されています。


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負ければ命を落とすこともありうる、
文字通りの真剣勝負で生還し続けたのですから、
その実力は並々ならぬものだったのでしょう。

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そして、それだけの強さの裏には、
たゆまぬ努力があったのです。


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努力した分成果がある

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「鍛」という字は金属を鍛え上げることを、
「錬」という字は金属に手を加えて質をよくすることを意味します。

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これらを組み合わせた「鍛錬」という言葉には、
金属を精錬する意味の他に、
訓練で技術を磨くという意味もあります。


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なにごとも千日(約三年間)練習すると、
一生の技術として身につくと武蔵はいいます。

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しかも、努力をさらに続けて万日(約30年間)練習すれば、
そのレベルは千日に比べて格段に優れたものに。
つまり、量を積み上げたことによって
質的に大きな変化を遂げる「量質転化」を起こすというものです。

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武蔵は修業を続けることによって、誰にも負けない強さを手に入れました。
努力を重ねたとき、
その経験は必ず自分の糧になることを彼は証明したのです


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私たちも「これくらいで十分だろう」と手を抜くのは禁物と心に決めましょう。
努力を惜しまないことが、成功の秘訣なのです。

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